顔面国宝 ページ39
『ふざけんじゃないわよ!!』
バッシャァァァァとかけられたポカ〇スエット。
なんでポカリスエッ〇なんだろう。(商品名隠す気ゼロ)
私にポ〇リスエットをかけてきた女は、目の前で荒く息をしながら私を睨みつけている。
……言っとくけど私は微塵も悪くない。
番組の収録でテレビ局に来たとき、喉が渇いたんでジュースでも買おうと思って自販機に行ったらこの女がいた。
そして、にこやかな笑顔で私にこう聞いてきたのだ。
『Aさんってぇ、テヒョンさんとはどういう関係なんですか?』と。
今までの経験からわかるけど、多分この女はテヒョンのことが好きなんだろう。
しかし私はメンバーの恋愛にいちいち口出しするつもりは微塵もないので、正直に言った。
「主従関係です。」と。←
だいぶ引いたような顔をされたけど、悪いようには取らなかったらしく、
『じゃあ、私の番号渡しといてくれませんかぁ?』
って言ってきたから、快く受けとったんだ。
そしたら別れ際に、
『テヒョンさんの好きなタイプって、どんな人なんですかね?』って期待を込めた目で言ってくるもんだから、ちゃんと教えてあげようと思って。
「うーん、優しい人とか?なんか、お金の使い方が荒くないーとか、家族思いーとか言ってたような…。なんか、あなたとは真逆のタイプが好きっぽいです!!」←
そしたらこの女、手に持っていたポカリスエットをかけてきやがった。
え、おかしくない?←
『あんたみたいなやつといつも一緒に居なきゃいけないテヒョンさんが可哀想だわ!!』
「はぁん?にこにこにこにこしてるわ!!お前が知らないテヒョンの顔をこちとら何万と知ってんだよ諦めな!!」
『はぁぁぁぁぁぁあ!?!?』
なんかいつの間にかテヒョンのセコムみたいになってしまったけど、ウザかったからしょうがない。
覚えとけ!!なんて叫びながら彼女は廊下を走っていったから、私も気が向いたらな!!なんて叫んでからびしょびしょのまま楽屋に戻った。
JM「え?なんか甘い匂いがする!」
「よく気づいたなジミン。みんな大好きポカリの香りだよ。」
HS「うぇ!?びしょびしょじゃんお前!!」
「全部顔面国宝のテヒョンくんのせいだよ。」
TH「え?まじ?なんかごめんね!」
なんかウザかったので、綺麗なお顔に拳を入れてあげた。
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有彩色(プロフ) - はるかさん» ごめんなさいはるかさん(涙)区切りがいいところで終わろうと思って完結にすることにしました。もう一つの作品の『うちの紅一点最強説』が、同じようなお話なので、ぜひそちらも読んでもらうと嬉しいです!!!本当にありがとうございました!!! (2020年2月8日 8時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あと数話となりました!からの無事完結?うそですよね?え?聞き間違いかなんかですよね?? (2020年1月19日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ティアラさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!これからもティアラさんに面白いって思って貰えるような小説が書けるように頑張ります!!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ティアラ - 初めまして!有彩色さんの小説に惚れました、ティアラです!主人公の性格が好きすぎて…これからも頑張って下さい! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 35e60ff37d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ユウさん» ぜひぜひ!!どんどんリクエストお願いします!!!めちゃくちゃ嬉しいので笑コメントありがとうございます!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月30日 17時