12月 ページ25
仕事の日。
楽屋でくつろいでいて、ふとあることに気づいた。
というか、気づくのが遅かった。
「……ちょっと待って。ナムジュン。今日何日?」
NM「え?今日は、…12月1日だよ。」
「ジュウニガツツイタチ……?」
ふらっと目眩がして、近くにあったソファに倒れ込む。
HS「えw何どうしたの。」
「どうしたのじゃねーよ。もう12月だぞ。カウントダウン始まってんぞ。」
TH「あー。今年も早かったね〜。」
「そういうことじゃないんだよ!?クリスマスだよクリスマス!!!」
私が365日のあいだでいちばん嫌いだと言っても過言では無いこの日。
世のカップルがイチャイチャイチャイチャ。それはもうイチャイチャする日。
テレビのCMは『恋人の皆さんに送るクリスマスイベント〜♡』とか、『大切な人への贈り物にいかがですか?』とか、カップル限定なんじゃないかクリスマスって。てくらい非リアには悲しすぎる一日。
「うっ……お腹痛い…吐き気がするっ……」
TH「でもさぁ別に良くない?俺たち普通に仕事だしさ。クリスマス予定ない人の方がもっと可哀想だよ。」
YG「結構辛辣なこと言うのなお前。」
「仕事だと尚更だよ…。私がこうやって働いている間にも、どこぞのカップルは手を繋いだり一緒にひとつのケーキ分け合ったり、イルミネーション見たり、終盤になってプレゼント交換しあって、家に帰りたくないとか彼女が言っちゃって、俺も帰したくないとか男が言って、そこでキスして、俺ん家くる?とか言って……」
JN「固定概念が酷すぎるwwww」
世の中不平等すぎませんか。
私にも、こういうドキドキなイベントってあってもいいと思うんです。
「……働きたくないよう……。」
JK「うわ、今1番言っちゃいけないこと口にした。」
だってさ。なんにも楽しみないと頑張れないじゃん。
頑張る理由がなきゃさぁ。
JM「じゃあ見に行く?」
「……ん?」
重い頭をジミンの方へ向けると、ニコニコ笑いながら私を見ていた。
JM「25日。日付は変わっちゃうかもしれないけど、そんな早い時間にイルミネーションとか消えないと思うし。仕事終わったら一緒に見に行こうよ。」
「……いいの?」
うんうん頷くジミンが天使に見えた。いや、天使か。
JK「……じゃあ俺も行きます。」
TH「俺も行く。」
「お、おう……。」
HS「じゃあみんなで見に行こー!」
結局全員でイルミネーションを見に行くことになった。
2120人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有彩色(プロフ) - はるかさん» ごめんなさいはるかさん(涙)区切りがいいところで終わろうと思って完結にすることにしました。もう一つの作品の『うちの紅一点最強説』が、同じようなお話なので、ぜひそちらも読んでもらうと嬉しいです!!!本当にありがとうございました!!! (2020年2月8日 8時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あと数話となりました!からの無事完結?うそですよね?え?聞き間違いかなんかですよね?? (2020年1月19日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ティアラさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!これからもティアラさんに面白いって思って貰えるような小説が書けるように頑張ります!!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ティアラ - 初めまして!有彩色さんの小説に惚れました、ティアラです!主人公の性格が好きすぎて…これからも頑張って下さい! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 35e60ff37d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ユウさん» ぜひぜひ!!どんどんリクエストお願いします!!!めちゃくちゃ嬉しいので笑コメントありがとうございます!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月30日 17時