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次の日の昼。
チョロっと私の可愛さに騙されたジンオッパと、料理をすることになった。
JN「よし!じゃあA!俺の2番目にお気に入りのエプロン着て!」
「へーい。」
渡されたエプロンを見て思考が一時停止した。
(……真っピンクの明らかに女が着るようなエプロンを買うオッパが想像出来ねぇ。)
私の柄でもないが、しょうがなくそのエプロンを着る。
「おっけ、……なにやってんの。」
JN「いや。写真撮ってるだけ。」
無言で私の姿を連写するジンオッパのスマホを取り上げ、バキバキにしてあげた。
「ほら、くだらねぇことしてないで早く教えてください。」
JN「Aは何が作りたいの?最初だし、カレーとか?」
「……カレー?」
この人私のことナメてんのか。
カレーだと?
「……ジンオッパ。言っとくけど私卵割れないからね?」←
JN「えっ。」(困惑)
カレーの材料を用意していた手を止めるジンオッパ。
JN「あ…そういう初歩的なところからなの?俺はてっきりできる料理のバリエーションを増やしたいんだと……。」
「なわけないじゃん。卵も割れねーやつが、あれ作りたいこれ作りたい言えますかよ。」
なんかもう自分で言ってて悲しくなってきたよ。
そうですよ私卵割れませんよ。
いや、挑戦はしてきた。
でも全然できないし、犠牲になっていく卵たちを見るのがつらすぎた。
「もうあんな思いはしたくないんです。」
JN「あっ、つまり俺は今からAに卵の割り方を教えるのね?」
「よろしくおねがいしゃぁす!!!」
ということで、ジンオッパの卵割り教室が始まった。
JN「まずはトントンって優しくヒビを入れるんだよ。」
「こう?」(ドンドンドンドン
JN「待って!!見て!ちゃんと見て!もう中身溢れてるから!!」
卵たちはひとつひとつなくなって行った。
JN「そう!そうやってヒビが入ったら、上手くこう、手で割るように、」
「あ、潰しちゃった。」
JN「……なんで?なんでそんなグジャッてなっちゃうの?お前握力いくつ?」
「45」
JN「…妥当すぎてつっこめないじゃん」
そして、どんどん卵の犠牲は増えていって、迎えた3パック目の最後の卵。
「‥お前に全て託すぞ」
JN「やめてフラグしか立たないからやめて」
そうして最後の卵も無事に犠牲になったのだった。
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有彩色(プロフ) - はるかさん» ごめんなさいはるかさん(涙)区切りがいいところで終わろうと思って完結にすることにしました。もう一つの作品の『うちの紅一点最強説』が、同じようなお話なので、ぜひそちらも読んでもらうと嬉しいです!!!本当にありがとうございました!!! (2020年2月8日 8時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あと数話となりました!からの無事完結?うそですよね?え?聞き間違いかなんかですよね?? (2020年1月19日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ティアラさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!これからもティアラさんに面白いって思って貰えるような小説が書けるように頑張ります!!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ティアラ - 初めまして!有彩色さんの小説に惚れました、ティアラです!主人公の性格が好きすぎて…これからも頑張って下さい! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 35e60ff37d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ユウさん» ぜひぜひ!!どんどんリクエストお願いします!!!めちゃくちゃ嬉しいので笑コメントありがとうございます!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月30日 17時