克服 ページ17
NM Side
誰にでも欠点ってあると思う。
例えば俺はものをすぐ壊してしまう。
そんなことないけどなって思ってたけど、周りが言うには普通じゃないらしい。
Aは、いうなればほぼ完璧人間だ。
アイドルとしてなくてはならない要素を全て持っている。
なんというか、たまに思うんだけど。
こいつがもし普通のヨジャアイドルだったら、同じグループの子は可哀想だろうなって思うことがある。
それくらい、Aは完璧すぎるのだ。
ただ、最初にも言ったように、人間には誰しも不得意なものを必ず1個は持っていて、それがAの場合『勉強』なのだ。
NM「調子どうですか?って英語で言うと?」
「You、トゥデイ、パワフル?」
……人並み以上……、いや、尋常じゃないくらい英語ができない。
NM「……How are you?……って、小学校の時習わなかった……?」
「小学校の記憶とか微塵もないわ。バレンタインにチョコレート30個貰ったのは覚えてるけど。」
……なるほど。お前はもらう側だったのか。(そこ?)
NM「いいかA。基本に忠実になれば、英語も難しくない。お前が苦手意識を持つから、知識を脳が拒否してるだけなんだ。」
「そうお前に言われ続けて4年くらい経ったけど、私の脳は言うことを聞いてくれないなぁ。」
ダメだそ私の脳!なんて言いながら死んだ目で自分の頭をコツンと叩くA。
……あぁ、もうこの子救えないかもしれない。
JM「ヌナ、日常生活で英語縛りとかしてみたら?」
「えー?面倒くさそう。」
JM「書くよりも実践だよ。そっちの方が身につきやすいんじゃない?」
「……んー。」
ジミンからの提案は断れないのか、難しい顔をして悩んだ末、決意したようにバッと俺の方を見た。
「よし、ナム。今日から私とナムだけ英語縛りしよ。そんで違うとことか色々指摘して。」
NM「……おぉ。」
ちゃんと英語と向き合ってくれようとしているAを見て、ちょっと涙が出そうになった。
でも本当に泣いたら、「わが子の初めての運動会見に来た父親かよ。」ってAに言われそうなので我慢した。
「OKーOKー!アイムハッピー!」
JN「……え、ちょ、Aどうしたの。」
早速先々が心配になってしまった。
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有彩色(プロフ) - はるかさん» ごめんなさいはるかさん(涙)区切りがいいところで終わろうと思って完結にすることにしました。もう一つの作品の『うちの紅一点最強説』が、同じようなお話なので、ぜひそちらも読んでもらうと嬉しいです!!!本当にありがとうございました!!! (2020年2月8日 8時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あと数話となりました!からの無事完結?うそですよね?え?聞き間違いかなんかですよね?? (2020年1月19日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ティアラさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!これからもティアラさんに面白いって思って貰えるような小説が書けるように頑張ります!!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ティアラ - 初めまして!有彩色さんの小説に惚れました、ティアラです!主人公の性格が好きすぎて…これからも頑張って下さい! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 35e60ff37d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ユウさん» ぜひぜひ!!どんどんリクエストお願いします!!!めちゃくちゃ嬉しいので笑コメントありがとうございます!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月30日 17時