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ST(スタッフ)「お疲れ様でしたー!」
収録を終えて楽屋に戻ると、スタッフさん達はまだいなかった。
猛烈に嫌な予感がして、自分のバックの中を見ると、
「……今度は化粧ポーチかよ。」
最近物がなくなっていっていると思っていたけれど、100パーセントあいつだと思う。
一昨日はハンカチ。
昨日はスマホカバー。
そして今日は化粧ポーチ。
……なんていうか、盗むもの独特だよね。
別に絶対必要じゃないけどいる時はいる、みたいなやつ盗むよね。
「……ん?」
他に盗まれたものはないかバックを漁っていると、見たことの無いポーチが入っていた。
(……えーこれ誰の。どういう意図だよー。)
名前書いてあるかな。なんて小学生じゃあるまいしそれは無いか。とか思いながら、若干の期待を込めて中を見ていると、
ZU「すみません!誰か私のポーチ知りませんか!?」
勢いよく楽屋の扉を開けて入ってきたのはジウちゃん。
JM「ポーチ?」
ZU「はい…!仕事のとかも入ってるしすごく大切なものなんです!!」
TH「どこかにあるかもしれないし、探してみよ。」
今にも泣き出しそうなジウちゃんの顔に、メンバーのみんなも手分けしてジウちゃんのポーチを探し始める。
(……めちゃくちゃ嫌な予感するのって私だけか?)
私のバックに入ってたこのポーチ、絶対ジウちゃんのだよね。
これ今私が持ってたら絶対気まずいよね。
どうすべきか分からず、ポーチを持ってその場に固まっていると、見事私の予感は的中した。
ZU「……え。Aさん、なんでそれ持ってるんですか……?」
「ちょっと弁解させてね。これはね、」←
ZU「しかも今Aさんのバックから出しましたよね!?」
「いや出してねーよ。手にずっと持ってたよ。あ、いやでも出したは出したけどさ。」
ZU「ひどいっ…!!私のモノ盗むなんて、なにか私Aさんに悪いことしましたか!?」
絶賛今してるよね。現在進行形ingだよね。
「……私じゃないよ。勝手にバックの中に入ってたの。」
ZU「ポーチが勝手に動くわけないじゃないですか!」
(どうしようド正論かまされちゃったんだけど。)←
ちらっとメンバーの方を見ると、
TH「ヌナが本当に盗んだの?」
JN「見損なったぞ。」
……うん。人生終わったって思った。
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有彩色(プロフ) - はるかさん» ごめんなさいはるかさん(涙)区切りがいいところで終わろうと思って完結にすることにしました。もう一つの作品の『うちの紅一点最強説』が、同じようなお話なので、ぜひそちらも読んでもらうと嬉しいです!!!本当にありがとうございました!!! (2020年2月8日 8時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あと数話となりました!からの無事完結?うそですよね?え?聞き間違いかなんかですよね?? (2020年1月19日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ティアラさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!これからもティアラさんに面白いって思って貰えるような小説が書けるように頑張ります!!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ティアラ - 初めまして!有彩色さんの小説に惚れました、ティアラです!主人公の性格が好きすぎて…これからも頑張って下さい! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 35e60ff37d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ユウさん» ぜひぜひ!!どんどんリクエストお願いします!!!めちゃくちゃ嬉しいので笑コメントありがとうございます!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月30日 17時