帰ってきたよ ページ2
午後5時。
あたりは夕日に照らされて、カラスはカーカーないている。
「さぁさぁ皆さん、愛しのAちゃんが帰ってきたぞ〜。」
長期休暇、と言っても4日間だが、久しぶりに日本に帰っていた私は、今日、4日ぶりに韓国に帰還した。
馴染んだ道を歩いていくと、目の前に馬鹿みたいにでかい建物が見えてくる。
(私は4日間会えないだけで心に穴が空いたようだったよみんな。きっとみんなもそうだよね。)
エレベーターの中で、宿舎のドアを開けるシュミレーションをする。
「多分開けた瞬間テヒョンが飛びついてくるんだよね。そんでその次にジョングクがお土産に飛びついてくるんだよね。はぁ、気をつけなきゃ。」
自分の愛され度合いが憎いと感じながら、期待を込めて宿舎のドアを開ける。
「たっだいま〜〜!!!!」
しーーーん
(……OK。聞こえてないんだよね。わかってるよ私。だって奥のリビングから君たちの話し声聞こえるもん。)
「しょうがない。もう一回言ってやろう。」
でも、わざわざリビングのドアを開けて言うのは、私のプライドが許さないので、←
もう一度その場で大声で言ってやろう。
「たーだーいーまァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!!」
しーーーん
(……え、まだ聞こえない?いやでも今一瞬話し声止んだよね?絶対聞こえてたよね?)
そろそろAちゃん泣くぞ。
しょうがなく、リビングまで行ってやろうと思っていると、
ガチャッ
「……ん?」
奥の方から、リビングのドアを開く音が聞こえてきた。
「なんだよやっぱり私が帰って来るの待ち遠しかったんじゃないかよ〜」
もう一度ただいまと叫ぼうとすると、
JK「……気をつけてください。」
NM「おい、足音立てるなよ。」
TH「ちょ、ユンギヒョンちゃんと真っ直ぐ歩いて!」
YG「うるせぇこっちは寝起きなんだよ…」
(………え?どんな会話?)
HS「どうする?マネヒョンに電話する?」
JM「させんかもよ……?」
JN「いいかみんな、俺が電気をつけた瞬間飛びかかるぞ。」
(……もしかして私、させんって思われてる?)←
……今日帰ってくるって言ったのに、なんで私が帰ってきたっていう思考にならないんだろう……。
久しぶりの韓国は、悲しいスタートを切った。
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有彩色(プロフ) - はるかさん» ごめんなさいはるかさん(涙)区切りがいいところで終わろうと思って完結にすることにしました。もう一つの作品の『うちの紅一点最強説』が、同じようなお話なので、ぜひそちらも読んでもらうと嬉しいです!!!本当にありがとうございました!!! (2020年2月8日 8時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あと数話となりました!からの無事完結?うそですよね?え?聞き間違いかなんかですよね?? (2020年1月19日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ティアラさん» めちゃくちゃ嬉しいです!!これからもティアラさんに面白いって思って貰えるような小説が書けるように頑張ります!!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ティアラ - 初めまして!有彩色さんの小説に惚れました、ティアラです!主人公の性格が好きすぎて…これからも頑張って下さい! (2020年1月2日 15時) (レス) id: 35e60ff37d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ユウさん» ぜひぜひ!!どんどんリクエストお願いします!!!めちゃくちゃ嬉しいので笑コメントありがとうございます!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月30日 17時