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「.....あ!!テレビ!テレビ付けて!!」
『テレビ?自分でつけてよ。』
「もー!私が動けないの知ってるでしょ!?」
『チッ.....分かったわよ。』
「ねぇ待って今舌打ちした?ねぇ舌打ちした?」
ピシッと荒々しく付けられたテレビを見る。
「あぁ〜、良かった!ちょうど!!」
映し出されているのは、8人の姿。
『本当に好きね〜BTS。』
「うん。もう愛してる。」
私が死ぬのが怖いと思うなら、その唯一の理由は多分BTSの存在だと思う。
彼らの歌が聞けなくなるのは、なんというか、怖いし悲しい。
「ほらユラさん、ユンギさんパート来るよ」
『はいはい。』
気だるげそうにラップを口ずさむ彼が、画面に映った。
相変わらず真っ白で、塩っぽい顔。
細身の体で、そのくせラップは力強い。
画面越しの私に訴えかけるように、歌詞を歌っていくんだ。
その姿を見て、胸が締め付けられる感じがした。
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有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました!!嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます! (2022年8月26日 13時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました! (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです!!こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます!! (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです( ; ; )涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです! (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有彩色 | 作成日時:2019年10月19日 23時