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HS「マネヒョンきたよー」
どうやら今日はダンスの練習らしく、今から事務所に行くらしい。
幸いにもソユンちゃんはダンスに必要なものを一式まとめて準備していたらしく、困らずに済んだ。
NM「ソユン早くー！」
「今行きます！！」
上手くやれているのだろうか、
不安になりながら、車に足を踏み入れた。
(.......うわ、しまった。ソユンちゃんっていつもどこに座ってるんだろう。)
分からないので、とりあえず一番奥の窓側に腰を下ろした。
すると次々に乗ってくるメンバーたち。
やっぱりみんな、いつもの所定の位置があるらしかった。
(.......みんな何も言わないってことは、この場所でよかったのかな.....。)
ひとり不安に駆られていると、ユンギさんが一番最後に車に乗ってくる。
そして、迷わず私の隣に腰を下ろした。
「.....え、」
YG「.....？なんだよ。」
まさか自分の隣に来るとは思っていなかったので、思わず素っ頓狂な声が出てしまった。
JM「ソユンとユンギヒョン、ほんとにその席好きだよね。」
「.......え。」
YG「ここ日差しとかちょうどいいからよく眠れるんだよ。」
「な。」と同意を求める目をしたユンギさんの視線に気づき、慌てて数回頷いた。
(.......そっか、いつもこの場所にユンギさんとソユンちゃんは乗ってるのか。)
間違えなくて安心した気持ちとは裏腹に、少し複雑な感情が残る。
(.......全然席は空いてるけど、あえてここなんだよな.....。)
なにか2人にとって意味があるのだろうか。
ソユンちゃんに妬いてしまう自分の身の程知らずさに、少し恥ずかしくなってしまった。
YG「.......なんかお前今日大人しいな。」
「え！？.....いや、別に普通だよ.....。」
YG「そ、別にいーけど。」
「.......うるさくした方がいいんですか？」
YG「......今俺が寝る体勢に入ってるのに気づいてから言ってんの？それ。」←
「.......」
ユンギさんの完璧なツッコミに、思わずふっと吹き出してしまった。
その様子をユンギさんは少し見つめるようにして、また瞼を閉じた。
そして、当たり前のように私の肩に頭を乗せてきた。
(.......あぁ、ダメだこれは。)
嬉しい。嬉しすぎる。つい昨日までテレビでしか見た事のなかった好きな人が、わずか数センチの距離にいる。
でも、ふと思ってしまうのだ。
これも、2人にとっては当たり前のことなのか、と。
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有彩色(プロフ) - MA SAKAさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！！嬉しいお言葉も頂いて……、この作品を作ってよかったと感じました。コメント、本当にありがとうございます！ (2022年8月26日 13時) (
レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
MA SAKA(プロフ) - 本当に本当に素敵なお話でした。止まらず一気に読んでしまいました。素敵な時間をありがとうございました！ (2022年8月3日 21時) (レス) @page43 id: 17b1d798c7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - yume m_さん» ボロ泣きしてくださったんですか…嬉しいです！！こちらこそ素敵なコメントをして下さってありがとうございます！！ (2022年4月25日 23時) (レス) id: 09caf7b163 (このIDを非表示/違反報告)
yume m_(プロフ) - 夜中なんですが一気に読んでしまいました。そしてボロ泣きです（ ; ; ）涙と鼻水が止まりません笑 こんな素敵なお話に出会えてよかったです！ (2022年4月25日 1時) (レス) @page43 id: 5d5dd9302d (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - miiさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました！ (2021年9月10日 9時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有彩色
| 作成日時：2019年10月19日 23時
