〇 ページ14
ST1「てかここじゃなんだからさ、ね？」
そう言って空き部屋へ連れ込もうとするスタッフ。
「ここじゃなんだから」ってなんだよ何すんだよ。
ていうか、さっき言われた言葉が頭から離れない。
そういう見方をする人だって中にはいるかもしれないけど、本人に言えるとかどんだけキモ据わってんだよ。
イライラしていると、いつの間にか空き部屋に着いていた。
「あの、私もうインタビュー始まるんで。」
ST2「あーもういいよそう言うの。どうせ君ら大した話も出来ないでしょ？」
「は？」
ST1「まぁ、ここまで有名になるとは思ってなかったけど、実際コネとか色々あるんでしょ？」
「.......何言ってるんですか？」
ST1「いやだから、これまで大したことしてきてないでしょ？って」
それは、要するに、私たちがただノコノコとここまで来て、なんの苦労もせずに、今こうしている。ってこと？
「......私達は、ちゃんと自分達の力でここまで来てます。私達のこと全然知らないくせに、軽々しくそういうこと言わないでください。」
ST2「えっ怒っちゃった？」
ST1「お前謝れよーw」
楽しそうにするスタッフ。別にそれでいい。
私達のことは、私達のこれまでは、私達が知っていればいい。
戻ろうと思って、ドアの方へと向かおうとする。
ST1「あんま調子のんじゃねーぞ。」
「.............は？」
瞬間、脳裏に浮かぶジミンの姿。
毎日夜遅くまで練習して、汗だくで帰ってくる姿。
人一倍努力家だってみんな言うけど、本当はそんな言葉じゃ表せないくらい、あの子は頑張ってる。
ジミンだけじゃない。みんな。
だからここまで来れたのに。
「.....あんま舐めた口きいてっと殺すぞ。」
ST「「え？」」
「え？」
おっと、Aちゃんお口が悪いんじゃない？
今結構すごい事言ったよ？本性でちゃったよ？
ST1「え、今なんて言......」
よし諦めよう。ちょうど私の怒りゲージもMAXに達したし、口の悪さ解放しちゃおう。
「テメェらが何見たか知らねーけど、少なくともお前らよりはがむしゃらに生きてるし。」
「ていうか、お前らみたいなクソと一緒にすんじゃねーよ。」
ST1「.....お前ふざけんなよ！」
顔を赤くして殴り掛かってくるスタッフ。
だがしかし！！！こんな時のためになぁ！！
数年前にジミンから回し蹴り習ってんだよ！！
数年越しに実践してやろうじゃねぇか！！
そして放った蹴りは見事相手の顔面に的中し、治療代を払わなければならないレベルになったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1856人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有彩色(プロフ) - ひづるさん» え、じゃあこれからもユンギさんどんどんキャラ崩壊させていきますね！！笑コメントありがとうございます！！！ (2019年12月13日 19時) (
レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ひづる - ジミンちゃんが、泣いてるってわかった後のユンギがキャラ崩壊しててツボった笑 (2019年10月16日 18時) (レス) id: 5fe477aae7 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - 名無し37124号さん» 想像出来ますよね笑甲高い声で叫んでそう笑 (2019年9月16日 20時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
名無し37124号(プロフ) - ジンニムほんまにゴキブリにごま油かけたら倒せると思ってそう笑笑 (2019年9月15日 21時) (レス) id: 3dc0e5d69b (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - なーなーRMさん» 遅くなってすみません！！喜んでもらえて本当に良かったです！！！！ (2019年9月14日 23時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：有彩色
| 作成日時：2019年8月29日 19時
