紅一点ですが優しくされる気配がありません 2

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JN「夕方には帰ってくるからね！」

「いってらー。」






ぞろぞろと宿舎から出ていくメンバーを見送ったのが1時間前。



.......暇。←



めっっちゃ暇。やることねぇ。

ジニオッパが作ってくれたお粥はまだ食べる気になれないし、かと言って寝ようと思っても、せっかくの休日なのに(違う)寝るのはもったいなくね？と思って寝ようにも寝られない。(いや寝ろ)




「なーにしよっかなー。」



そうしているうちに刻々と時間は過ぎていく。




(.......あ、そうだ。)




よく良く考えれば、宿舎に1人というのはなかなかない。

つまり今私は何しても自由ということだ。








「.......ｸﾞﾍﾍﾍﾍ」←




だるい体を起こして、リビングから出る。





「さぁ始まりましたお宝探し大会！！探検隊メンバーは私、Aがお送りします！！」←






今こそあいつらの弱みを見つけだす時じゃない？
今絶好のチャンスじゃない！？


え？勝手に部屋入るのはプライバシーの侵害だって？何言ってるのあいつらにはプライバシーもクソもなければ、人権もクソもないのさ！！！(最低)








「さぁ早速参りましょう。まずは我らが長男キムソクジンです。」



ドアを開けて中に入ると、まぁなんということでしょう！

壁一色ピンク！ピンクです！もはや調和とは何なのか分からなくなるくらいピンクです！
そして！？おぉーっと無駄にデカい戸棚にはマリオだ！マリオがいる！そしてマリオは赤だ！ピンクと赤の類似色で目が殺られる！！


(よし出よう。)←




ジニオッパの部屋には長く滞在できないことがわかった。あの人よくあの色合いで視力失わないな。



「さぁ次です。「日焼けという字は俺の辞書に載っていない」でお馴染みのミンユンギです。」



しかし、ユンギオッパの部屋はだいたい予想がつく。というかこの前入った時は機材やらなんやらでえらく質素だったのを覚えている。



あまり期待せずにドアを開けると、




「.......裏切らねぇな。マジでなんもない。」


なんかあるもの全部高価そうに見えて下手に触れねーじゃん。エ ロ本くらい分かりやすいとこに置いとけよ。←



早々と部屋を出ようとする。と、


「ん？」



作業机のようなところに、一つ伏せられた写真立てが。


「......おっと、これは怪しい匂いがする。」


私の予想からしてこれは元カノの写真だな絶対。あのユンギオッパが未練タラタラの男だったなんてなぁ。



「拝見しマース。」





そっと写真立てを裏返す。

〇→←熱です。

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