東京卍リベンジャーズ (ページ32)

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「オレらでチームを創るんだ」

「…え？」
「チーム？」

「へー！！面白そうじゃん！」

パーちんと一虎は思わず聞き返したが、ドラケンは早速乗り気の様子だった。

「それぞれのポジションも決めてある。

総長は天上天下唯我独尊男、マイキー！！
副総長は頼れる兄貴肌、ドラケン。
みんなのまとめ役、三ツ谷は親衛隊を任せる！
葵は冷静で頭がキレるから遊撃隊だ。
旗持ちは力自慢のパーちん！

オレとオマエは特攻隊だ！カズトラ！！」

トントン拍子に話を進める場地を見て、一虎は不安そうな面持ちだった。

「チーム名ももう決めたし」
「え！？決まったの！？」

場地はマイキーに期待の眼差しを向けた。

「東京万次郎會だ！！」

「「「「「だせぇ！！！！」」」」」

「まぁ、名前はともかく賛成だ」
「ああ。チームがあれば七人で喧嘩する意味があるし。名前はともかく」
「早いとこ都内は制覇できそうだな。名前はともかく」
「チームかぁ。ドキドキすんなー。名前はともかく」

「…テメェら…」

「オレらの全てをオマエに預ける！時代を創れ、マイキー」
「……おう！」

場地の言葉に、マイキーは力強く頷いた。

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「『誰かが傷ついたらみんなで守る』、『一人一人がみんなを守るチームにしたい』。そうやってできたチームだったな」

忘れかけていたあの日の事を思い出したマイキーの言葉に、ドラケン、三ツ谷、葵、そして一虎も涙を浮かべた。