東京卍リベンジャーズ (ページ2)

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Reborn ページ2

「オラ！！集まれテメーら。集会始めっぞ！！」

ドラケンの声が神社に響き渡る。

「お疲れ様です！！総長！！！」

マイキーが一度前に立っただけで空気が変わるのを、武道も感じとっていた。

議題に上がったのは、愛美愛主と呼ばれたチームとの抗争だった。

聞き覚えのない話題に困惑する武道だったが、三ツ谷によって事情が説明された。

すると、武道に背後から突然蹴りかかってきた、参番隊の長だというパーちんとペーやん。

荒れている様子の二人は三ツ谷と口論になるが、冷たく響いたドラケンの声によって収まった。

三ツ谷曰く、その愛美愛主と呼ばれるチームのトップ・長内は、パーちんの親友を袋叩きにした挙句、その場に居合わせた彼女や親兄弟にまで手を出したいう。

「ひでぇ……」

武道が息を飲む頃、葵の顔にも酷く険しい表情が浮かんでいた。

「どうする？パー」

「…相手は2つ上の世代だし、東卍もただじゃ済まないし…」

煮え切らない答えをするパーちんに、痺れを切らすマイキー。

「んな事聞いてねえよ。

ヤんの？ヤんねえの？」

「ヤりてえよ！！！ぶっ殺してヤりてえよ！！！」

強い口調でそう言ったパーちんを笑顔で肯定したマイキー。

「だよな」

「こんなかにパーのダチやられてんのに、迷惑って思ってる奴いる！？パーのダチやられてんのに愛美愛主に日和ってる奴いる！？

いねえよなぁ！！？」

マイキーの言う通り、迷惑だとか、愛美愛主への恐れだとか、そういった感情を持つ者は居ないようだった。

皆、闘志の漲る顔をしている。

「8月3日。武蔵祭りが決戦だ」

そう言うと、マイキーは涙ぐむパーちんと声を上げて勇むメンバー達に背を向けて歩き出した。

「(8月3日…。ドラケンが死ぬ日！？)」

一方武道は、直人から聞いた日付と、今決まったそれが同じであることに気づいた。