橙色とWEST２ (ページ43)

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橙side

俺には心身共に支えてくれる人が2人おる。俺が悩んでたら淳太くんがいつも相談にのってくれて。
でも、淳太くんは人気者。
淳太くんとシゲでふざけあって俺とはあんまり遊ばへん。そんな時に支えてくれるのが濵ちゃん。

紫「俺が寂しいから」

そう言っていつも側におって、安心させてくれんねん。いつも通りそんな日常で、違ったのは俺だけ。無理して平気なフリしてたんや。
淳太くんに話したいけど、淳太くんにはもう予約があって話せへん。
シゲや神ちゃんと飲み会やな。わかってたから疲れたで誤魔化した。

淳太くんはシゲと神ちゃんに奢らされるみたいで、連れてかれてもうた。

紫「2人きりになってもうたな。」

「今日も寂しなったって？嘘やろ。俺のことを気にしてくれてるだけやろ。ごめんな、迷惑かけて」

紫「じゃあ、もっと迷惑かけてくれへん？今日は俺に相談し。」

「うん。」

俺らは濵ちゃんの車で移動した。

紫「いつもならどこで話すん？」

「その時近くにあった店とかに入って話す」

紫「なら、俺の好きな所行ってもええ？」

「ええよ」

濵ちゃんはそれから話さんくなって、
静かで人もあんまりおらん居酒屋に入った。
俺も急いで着いていった。