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青side
静かな部屋に時計の針が音を響かせる。
照史を見とったら目があった。照史が微笑むと胸が締め付けられた。
「照史、こっちきてくれへん？」
隣をトントン叩くと照史は立ち上がってこっちに来た。思わず抱きしめてもうた。
橙「りゅう、あかん。それ以上優しくされると甘えたくなるやん。」
「甘えて、俺に照史の弱味を見して。全部受け止めたるで。」
鼻をすする音が耳元で聞こえた。
照史は声を押し殺して泣いてた。ほんまは思いっきり泣いてほしいけど、今はこれで十分や。
いつか、本当の意味で照史のそばにおれる男になったる。それまで、待っててな。
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作者名：拓美 | 作成日時：2020年7月24日 22時
