橙色とWEST２ (ページ31)

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橙side

もんちと飲みに行った時に可愛らしい子が好きって聞いて俺とは程遠いって再確認した。
こんな恋が実るわけないってわかってたけど、心のどっか期待してたんや。

それからしばらくメンバーみんなソロの仕事が多なったから話す機会もなく、さらには忙しいから疲れてもうた。

黄「照史、はよ起きひんとみんな来るで」

「ん、淳太くん。ありがとう。」

緑「照史が楽屋で寝てんの珍しいな。疲れてたん？」

「まあ、それなりにやけど…」

黄「照史、ちょっと来て。ごめん神ちゃんちょっと待っててな」

緑「あ、うん…」

あ、もんちのあんな顔初めて見た。
悲しそうな顔してた。

黄「照史、ええか。ちゃんと神ちゃんと向き合うんやで。目を見てしっかり会話して、自分に正直に」

「え、わかった…」

正直に…
目を見てしっかり…

たったそれだけ言われても楽屋に戻る。すると淳太くんはそのまんまどっか行ってもうた。

「あのさ、もんち。俺…」

ちゃんと言わなあかんって思って口を開くと抱きしめられた。

緑「何も言わんで。照史の隣におれへんのはわかってるから」

隣におれへんって何？
わかってるわけないやん。