Orange and WEST (ページ9)

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BADなふたり（黄×橙）ページ9

橙side

中間くんは僕の恋のサポートをしてくれた。
それなのに僕は失恋してしまって、だけどさほど寂しない。なんでやろ？

黄「桐山！！はよこい！予約時間になんで！」

「ごめん、遅れた。」

あれから僕たちはよく2人で遊びに行くようになった。連絡も毎日とってるし、仲ええとは思う。
今日は中間くんに誘われてカラオケに来た。
僕の苦手な場所だな。

黄「着いたで、ギリギリ間に合ったな」

「ほんまにごめん。僕が遅れたから…」

黄「そんな事ないで、今日は楽しもうな」

君はいつも僕が悲しまないようにしてくれる。
なんでなん？僕なんかの為に…

黄「部屋番号14や。探して」

「あ、あそこ」

黄「あ、桐山ナイス」

中間くんが僕の名前を呼ぶたび心が跳ね上がる。
声を聞くたびにドキドキする。

黄「ここのカラオケさ、カップルに人気なんやって…」

「へ、へー。」

自然と顔に熱が集まる。
中間くんが僕の事をチラッと見て笑ってる。
なんかおかしいんかな？

黄「桐山って眼鏡に戻したやん。」

「う、うん。そうやな」

黄「コンタクトもええけど、眼鏡も似合ってて。結構好きやで」

あ、また顔が熱い…
また笑われへんようにせな。