鎌倉6《45》 ページ45
碧さんのスケジュールどうり進み鎌倉駅に自転車を返しここで僕がひとつ提案した。
着物を着て人力車に乗りませんか?
「龍之介、いい提案!」
「榎本、それいいじゃん!」
そして碧さんも「乗ろ乗ろ」と言う。
駅の案内で聞いてその場所に向かう。
彼女と碧さんが浴衣に着替え外に出てくると祐樹が「可愛いぃ」といいながらスマホで写真を撮りまくってる。
僕が祐樹に近付き「梨華のも撮っといて」とお願いし僕達は人力車に乗り1時間あまりの古都の情緒を味わった。
次は江ノ電
遠くからガタコトと電車が近づく音が聞こえてくる。
ガタコト音にブレーキ音が加わり電車がゆっくりホームに滑り込み電車が止まりドアが開く。
車内は観光客でいっぱいだった。
僕達ち4人は乗車し次の目的地江ノ島に向かった。
水族館を見学し恋人の丘に行くとそこから眺める風景、落ちていく夕日がすごく綺麗で美しい。
潮風に吹かれてなびく梨華の髪、あまりの美しさに梨華の後ろからギュッと抱きつきキスをした。
僕は夕日を見ながらキスの余韻を味わった。
そして南京錠を買って二人の名前を書き金網につける「永遠の愛が叶う」と書いてありましたと彼女に言うと彼女は微笑んだ。
そして龍恋の鐘で鐘を二人で鳴らす「この鐘を鳴らすと別れないと言われてるそうです」と書いてありましたと言うと梨華が「鳴らさなくても別れません」と言って僕の唇に自分唇を合わせた。
今この時間よ止まれって叫びたい気分だった。
僕達は碧さんが予約した旅館に向かう。
受付で彼女がいろいろ記入し女中さんが僕達を部屋に案内してくれた。
碧さんが「榎本さんと梨華はこっちね」と言って祐樹と自分達の部屋に歩いて行った。
夕食は1時間後祐樹の部屋で食べることになった。
女中さんが部屋の案内をしてくれて、僕はバックから心付けを出し「よろしくお願いします」と言って渡した。
梨華がキョトンとしているので僕は祐樹が旅館に泊まるって言ってたから一応用意しといた事を伝え「食事までの1時間どーしますか?」聞いてみた。
「海を見に外に出ましょうか?」
僕達は二人で江ノ島の海を見に旅館を出た。
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作者名:りたのすけ | 作成日時:2019年8月3日 19時