225話 ページ7
麗日turn
「相澤先生との対面以降、特に何も起きないね」
「ケロ……それでもゲート前にセメントス先生が待ち伏せしてるから、戦うことは避けられないわ」
デクくんと梅雨ちゃんの会話が聞こえる。
今皆と一緒に見てるのは、Aちゃん対相澤先生とセメントス先生の試合。
Aちゃんは周りより人一倍大人びてて、女の子なのにクラスのツートップの轟くんや爆豪くんと同じくらいとっても強い友達。
皆の話を嫌な顔せず聞いてくれて、一緒にいると心地いいって思えるんだよね。
でも、たまに疑問を抱くことがある。Aちゃんは、さっきリカバリーガールが言ってたように自分の事をあんま主張をしない。
遠くから眺めるような……客観的っていうか……。
「そういえば、相澤先生にセメントス先生……なぜ斑鬼くんには教師が二人なんだろう」
「確かに、僕もそれがさっきから気になってて考えてるんだけど……全く分からなくて」
「あの三人に共通することって……何かしら」
「……分からなくて当然さね。
斑鬼……あの子も緑谷や爆豪と同じく、能力等の項目で組ませてない」
リカバリーガールが対戦の組みについて悩む三人に教える。それでも、やっぱり魂胆を理解できない三人は首をかしげるばかり。
私だって分からない。
能力等で組ませてないなら、なんであの三人になったんだろうか。あの三人に関連すること……全く思いつかん。
「あの子に今必要なのは、心に安らぎを作ること。その居場所を作り、気づかせるのが……あの二人。
一人でなんでも背負う子は、何かの拍子に壊れちまうからね」
リカバリーガールは恐ろしい単語を加えたにも関わらず、涼しい顔をして答えた。
その躊躇のなさに私たちは軽く震え上がったが、それよりも前に"壊れる"という言葉。
やっぱり皆その言葉に一番反応した。もちろん私も。
そして、自分の頭からガッチリと鎖で縛り付けられたようにと離れなくなる。
「Aちゃんが壊れるって、どういうことなんですか……？」
「……これ以上は愚問さね、後は自分の目で確かめる事だよ。洞察力だってヒーローには必要なんだから」
その事に関して問い詰めようとすれば、リカバリーガールはそれ以降Aちゃんに関してのことを一切話す事はなかった。
それが余計に不安を招き、ここにいる皆の心は不安でいっぱいに呑まれている。
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夢桜(プロフ) - うららさん» そっそそそ尊敬だなんてそんな嬉しすぎますっ！！応援ありがとうございます精一杯頑張らせていただきます！！ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - やばいです!!!悲しくてでも見たくなるそんな話ですね。ほんとに尊敬します！これからも応援しております！頑張ってください!!! (2020年9月23日 17時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 猫好好さん» わぁぁありがとうございます好きになってもらってとても嬉しいです！！いやぁ大変おまたせしました、これからもこの作品をどうかよろしくお願いします！！応援とても嬉しいです……！ (2020年9月2日 18時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
猫好好(プロフ) - 続編おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟ ﾁヒロアカ小説の中でもかなり好きな作品なので待ってました！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2020年9月2日 18時) (レス) id: 184bdcfa18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年9月2日 17時
