個性事故！幼児化した斑鬼！ ページ5
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ジッと自分を見つめる斑鬼を見て、緑谷はついに折れた。子どもであろうと、女の子に耐性のない、なおかつ本来は同級生である女の子への名呼びは緑谷にとって中々羞恥心を煽るものだった。
「……」
「えっと……う……ぅ……A、ちゃん……」
消え入りそうな声で必死に名前を呼ぶ緑谷に、麗日は必死に笑いを堪える。
名前を呼んでくれた斑鬼は、麗日の腕の中でニッコリと笑い手を上げ元気に答えた。
「あい！！」
「がふっ！！」
「緑谷くん！？」
あまりの可愛さで瞬時に吐血してしまった緑谷の側へ轟は急いで駆け寄り、倒れる緑谷の肩を抱く。そんな二人に飯田は｢大丈夫か！？｣と叫び近づいた。
轟に支えられ、口元を抑えている緑谷の手からは未だドバドバと血が溢れる。
「こ、こんなに破壊力あるとは……思わなかった……です」
「デクくぅぅぅん！！！」
そう言って、緑谷は気絶した。
「ご臨終だな」
「ゔ……こ、こんな時にボケたらアカンよ轟くん……ふっ……ふふふ……」
「……なんでそんな笑うんだ？」
タイミングが良すぎるボケ、そして意外にもあの轟がボケたので笑いの止まらない麗日。
飯田は｢緑谷くん起きるんだぁぁぁ！！｣と肩をがっくんがっくん揺らし起こすことに必死だ。
カオスである。
「……おなかすいた」
「｢｢……あっ｣｣」
そんなカオスは斑鬼の一言で終わる。
斑鬼の言葉で、皆は本来やる事を思い出し急いで昼食をとるのだった。
午後の授業が急遽潰れ、下校となり寮に戻ったA組の皆。緑谷たちはソファーに座り話し合っていた。
「今日が午前授業だけなの忘れてたよ〜！」
「先生たちの会議があるから……だったよね？」
「あぁ！ただ緊急な為昼食後になったらしい……それにしても、斑鬼くんは大人気だな」
飯田は緑谷たちと会話しながら、ダイニングテーブルにて囲まれている斑鬼に目線を向ける。
「ねえねえ斑鬼！ほっぺ触ってもいい！？」
「A、わたしはAだよ」
「Aちゃんだね！！可愛い〜！！」
まだ人に慣れていないのか、斑鬼は目をキョロキョロさせ不安げだった。
「爆豪！ちっさくなった斑鬼見てみろよ！」
「ああ？誰がんなクソチビ見るか、勝手に騒いでろ」
「か、かっちゃん……クソチビって言い方はどうかと」
「うるせぇクソデク！！」
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夢桜(プロフ) - 爆豪勝己推しの170号さん» ありがとうございます！爆豪くんは子供には優しいという勝手な解釈ですが良かったです！ (2020年3月4日 10時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪勝己推しの170号 - すごく面白かったです！！可愛い夢主ちゃんと、子供に甘いかっちゃん、からのドSっぽいかっちゃんがもうドストライクでした！！ (2020年3月4日 10時) (レス) id: f0a3f7da78 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 爆豪勝己推しの170号さん» ありがとうございます！幼児化了解致しました！！ (2020年2月19日 9時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪勝己推しの170号 - いつも楽しく読ませてもらってます！ 幼児化お願い出来ますか？ (2020年2月18日 22時) (レス) id: f0a3f7da78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年2月18日 6時
