89話 ページ46
斑鬼turn
《いくぜ！！残虐バトルロイヤルカウントダウン！！》
とうとう始まる騎馬戦。
私は背負ったんだ、彼らのPを。
そして、トーナメントへの道を。
《3！！！》
｢鉄哲くん｣
｢おう！！｣
だから＿＿
《2！！》
｢塩崎ちゃん｣
｢はい｣
必ず＿＿
《1……！》
｢心操｣
｢あぁ｣
勝つんだ。
《START！》
｢よろしくね｣
STARTの合図と同時に、1000万を持つ緑谷くんの元へ騎馬は動く。
｢実質それの争奪戦だねぇ！｣
｢はっはっは！！緑谷くんいっただくよー！｣
｢さて、俺たちはどうする？｣
……今Pを取りに行っても意味は無い。
後半辺りから皆本気を出しに行く……なら、攻めるのは残り5分ごろが得策かな？よし決まり。
｢私たちはこのまま少し待機しよう。今1000万を取りに行っても避けられたり他の騎馬からPを狙われる。途中からは1000万を諦めてこっちに来る騎馬も現れると思う。
その時が、私たちが動く合図｣
｢わかりました｣
｢冷静だな！｣
｢君たちのPを背負ってるんだし、負けられないよ｣
｢……無理すんなよ。俺たちはリーダーに従うまでだから｣
｢うん、ありがとう｣
しばらくは動かなくていいだろうけどね。
そして、早くも3分が過ぎた残り12分。
｢くっそ！1000万は無理だ！人が多い！
斑鬼チームのハチマキを奪おう！あそこは2位だから中々のPがある！｣
｢オッケー！｣
葉隠ちゃんチームがこちらへ迫ってきた。
｢来たぜェ！！｣
｢よし、動こう。と言ってもまだ手は出さない、逃げようか｣
｢｢｢おうよォ！！/おっけー/わかりました｣｣｣
｢あ！Aちゃん待てー！！｣
葉隠ちゃんたちは……追ってきてるね。
｢なら……！｣
｢塩崎ちゃん、ツルの準備を｣
｢はい！｣
｢悪いけど貰うよ！！｣
耳郎ちゃんのプラグがハチマキへと飛んでくるが、対処済み。
｢痛っ！！これ……棘！？｣
耳郎ちゃんのプラグにツルが巻き付かれ、痛みに耐えられず耳郎ちゃんはプラグを引っ込めた。
｢私のツルには棘があります。下手に触れば怪我をしますよ｣
｢なっ……これじゃウチの個性が使えない！！｣
｢そんなー！！｣
｢塩崎ちゃん、ナイスだよ｣
｢お役に立てたのでしたら光栄です｣
やっぱり、このチームは強いね。
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夢桜(プロフ) - †NANA†さん» 誤字指摘ありがとうございます！partに問わず時間を割いてくださり感謝です。修正が完了しましたので、どうかこれからもご愛読お願い致します！ (2021年11月30日 22時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 81話で、「登場時」が「搭乗時」になっています。 (2021年11月30日 21時) (レス) @page38 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 79話で、「敵わない」が「叶わない」になっています。 (2021年11月30日 21時) (レス) @page36 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 62話で、「元凶」が「現況」になっています。 (2021年11月30日 20時) (レス) @page19 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 61話で、「美談になるんだ」が「美談にになるんだ」になっています。 (2021年11月30日 20時) (レス) @page18 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年1月3日 22時
