300話 ページ37
爆豪turn
俺を睨む斑鬼を見る。
＿＿入学当初から、コイツは俺の前にいた。
個性把握テストは推薦入学者を抑えて1位。
個性の優劣があれど、"創造"の個性を持つポニーテールに勝る程の増強型個性持ち。
戦闘訓練では、半分野郎とのサシで圧勝。
そこで炎も操る事が可能だと知り、画面のアイツを見て越えられない壁だと一時期は思った。
USJでは、血みどろの身体で易易と敵へと向かって行く姿を見た。首に残っている痣が消えていった時に治癒能力が上がっていると初めて気が付き、ここでデクと性格が似ていると悟る。
体育祭では半分野郎の何かを解き、俺に使わなかった炎を使わせた。結果は負けたが、やはり半分野郎に行った目的はデクと同じだった。しかも、本気には見えねぇ。
だが、アイツの"それ"はデクより異質。
曲がり狂っている。
痛みに狂わず、喜怒哀楽をほぼ表さず、人形かのような立ち振る舞い。
自分は二の次、他人第一。
いわゆる自己犠牲精神。
俺はそれに不快感を覚えていた。
それはデクにも値するが、アイツはそれ以上に酷いものだ。
スカした顔して、すべてを難なくこなし、どこか遠くを見据え悟っているアイツが気持ち悪くて仕方がない。
人の為だけになぜあれだけ成すことができる。
なんで盾になれる、守れる。
一種の思いだけでは成し遂げることさえ不可能なものだろうと抗う姿勢は執着に見えて、アイツの行う救いは他の奴らのように綺麗なものとは思えない。
ただ思えたのは、何か違う。
裏に何かある。
「……爆豪くん？」
コイツを動かす異質な原動力が、何かある。
それを知るのはいつになるか分かるはずもない。だが、必ず引き出してやる。
その仮面を壊して、本気のコイツをひねり潰す。
コイツの何かがどうだろうと、俺が目指すNo.1の邪魔にならなけりゃどうだっていいんだ。女だろうが強かろうが、ただの新たなる大きな踏み台にすぎねェ。
「いい加減その気持ちわりぃ作り笑いやめろや」
「……作り笑い？」
コイツが作り笑いをやめる日は、仮面が外れる時なんだろう。プロヒーローになる前に剝してやるから、精々それまで満足するまま笑ってやがれ。
斑鬼A。
･
爆豪勝己は相手の過去に何かあると悟ろうがNo.1を目指す心は揺らがないと思います。
救おうとも思わずあくまで自分のために仮面を剥がそうとするのだろうと思いました。
支離滅裂な文で埋まりたい。
厨ニ病かな。
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夢桜(プロフ) - 獅音さん» コメントありがとうございます！申し訳ありません、大っ変嬉しい言葉なのですが現在は文面等を修正中の為非公開とさせていただいています！今週中には直し公開へと戻す為、それまで気長にお待ちしていただけると嬉しいです！ (2021年5月31日 7時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
獅音 - パート6のパスワードが知りたいです (2021年5月31日 5時) (レス) id: 7f54062a6d (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 紫蝶月さん» コメントありがとうございます！！それは完全に私のミス……！ご指摘ありがとうございます！！すぐに修正いたします！！ (2020年10月31日 20時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶月(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。誤字があったので確認お願いします。BチームとなっていたのですがCチームだと思います。確認お願いします。 (2020年10月31日 19時) (レス) id: 19734b52bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年10月27日 17時
