285話 ページ22
斑鬼turn
「Aちゃんどうしよう！
八百万さんが届かない！！！」
「届く範囲で助けてあげて麗日ちゃん」
「斑鬼ィ！尾白が木に絡まった！！」
「とりあえず分かったけどなんでかな」
「斑鬼、上鳴と砂糖が埋まった……」
「氷をまず溶かそうか」
「斑鬼！！口田がいない！！」
「氷に埋まってるよ……」
「斑鬼、切島が取れねえ」
「氷溶かそうね……？」
「Aちゃん！
青山くんが向こうに吹き飛んじゃった！！」
「青山くんっ……！」
恐怖体験、長い長い救助、そんな骨が折れる程のことからすでに数時間が経過し、今は空がオレンジに包まれている夕方。
あの時、落ちていく仲間たちを四人がかりで何とか全員救出。破片がぶつかったりどこかに体を打ち付けたりとほぼ全員が怪我をしてしまったが、その度合いは人により違った。
恐らく勇学園の多弾くんは一番の重傷者だ。
全身に包帯を巻いており、USJ時の相澤先生と引けを取らない程の量。
赤外ちゃんは腕やいたる所の骨折、藤見くんや飯田くんは足の骨折とかすり傷。骨折者はまだ何人かいるが、かすり傷等の軽傷者が多めでなんとか助かった。
怪我を作っていないのはゾンビにならなかった緑谷くん以外の四人。緑谷くんは爆豪くんの技をくらって恐らく二番目か三番目を争う重傷者。恐らくオールマイトがお見舞いに行ってるだろう。
今残っている生徒たちは教室での雑談タイム。
だが、その中には四人の生徒がいない。
委員長である飯田くん、副委員長であるヤオモモちゃんは勇学園の四人を見送り、爆豪くんは相手への過剰な暴行により謝罪の為強制連行。
蛙吹ちゃんは万偶数ちゃんへお別れを言いたくて移動したのだ。
「今日はなんだか刺激的な日だったね……！」
「こんなこと、もう無いでほしいよ」
「ま、斑鬼の目がいつも以上に死んでる……」
だがそんな彼らはすでに見送られ、これで一日は終了。
やっと肩を抜いて家へと帰れる……。
そう私は安堵し、担任である相澤先生が戻るまで皆と会話を続けたのだった。
さあ、林間合宿の前にあと一つのイベントも楽しく終わらせよう。
今は期末後、気を抜いてもいいだろう。
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夢桜(プロフ) - 獅音さん» コメントありがとうございます！申し訳ありません、大っ変嬉しい言葉なのですが現在は文面等を修正中の為非公開とさせていただいています！今週中には直し公開へと戻す為、それまで気長にお待ちしていただけると嬉しいです！ (2021年5月31日 7時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
獅音 - パート6のパスワードが知りたいです (2021年5月31日 5時) (レス) id: 7f54062a6d (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 紫蝶月さん» コメントありがとうございます！！それは完全に私のミス……！ご指摘ありがとうございます！！すぐに修正いたします！！ (2020年10月31日 20時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶月(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。誤字があったので確認お願いします。BチームとなっていたのですがCチームだと思います。確認お願いします。 (2020年10月31日 19時) (レス) id: 19734b52bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年10月27日 17時
