266話 Training of the Dead ページ3
斑鬼turn
期末テストが終了し、林間合宿は残り数日と迫ったある日のヒーロー基礎学。
今日は少し、特別らしい。
「いきなりだが、本日のヒーロー実習に勇学園ヒーロー科の生徒四名が、特別に参加することになった」
突然明かされた合同授業により、クラスのみんなは喜びの声をあげる。声が重なってて何を言ってるのか分からないけど多分喜んでいるんだと思う。
「メガネ女子だぜぇぇえぇ！！」
その学生は四人で、メガネをかけたいかにも真面目という女の子を見て峰田くんは涎を垂らし泣きながら緑谷くんの肩を揺らしている。
君、あと少しでアウトだよ。
「彼女彼女〜、LIKE教えて？」
すると次はナンパ癖が当たり前である上鳴くんが攻めた。だが、耳郎ちゃんのイヤホンジャックで瞬く間に撃沈。
「他校にバカを晒すな」
まったくもってその通り。
まあ、切島くんと瀬呂くんはそんな上鳴くんを見て爆笑という時点でもうおかしいと判断されたと思う。
「っ〜！！！」
「｢｢…………｣｣」
だがそれを鎮めるのはやはりあの人。
そんな喧しさに堪忍袋の緒が切れた相澤先生は個性を発動。捕縛武器もゆらゆらと揺れますます恐ろしくなり、騒いでいたクラスの皆は即座に黙った。
「自己紹介を」
「は、はい。
実習に参加させていただく勇学園ヒーロー科、赤外可視子です」
落ち着いた相澤先生に言われて最初に自己紹介するのは、メガネを付けたいかにも真面目そうな女の子。
名は赤外さんと言うらしい。
彼女は自己紹介を終えたあと、可愛らしい声と共ににこりと微笑んだ。
その美しさに何人かは声をあげ、頬を染める。
「同じく、多弾打弾です。
よろしくお願いします」
そして次はやや多めの汗を流しているふくよかな男の子。やはり他校とあって珍しさもあるのか、また声があがる。
「……藤見」
そして次もそうなるかと思いきや、こちらに睨み続ける男の自己紹介はそっけない。そんな幸先不安な態度に、何人かは表情が固まった。
「……アァ？」
「っ……！」
特にその態度が気に入らないのか、前の席にいる爆豪くんは藤見くんを睨み声を出す。
人には聞こえない範囲だからまだいい。
「……ん？もう一人いるはずだが……」
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夢桜(プロフ) - 獅音さん» コメントありがとうございます！申し訳ありません、大っ変嬉しい言葉なのですが現在は文面等を修正中の為非公開とさせていただいています！今週中には直し公開へと戻す為、それまで気長にお待ちしていただけると嬉しいです！ (2021年5月31日 7時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
獅音 - パート6のパスワードが知りたいです (2021年5月31日 5時) (レス) id: 7f54062a6d (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 紫蝶月さん» コメントありがとうございます！！それは完全に私のミス……！ご指摘ありがとうございます！！すぐに修正いたします！！ (2020年10月31日 20時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶月(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。誤字があったので確認お願いします。BチームとなっていたのですがCチームだと思います。確認お願いします。 (2020年10月31日 19時) (レス) id: 19734b52bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年10月27日 17時
