Sœur bien-aimée 2 (ページ8)

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祐希ワールドカップバレー見に来て欲しい

数日前、このメッセージが来た。今年は凄く出来がいいからって。こっちも試合あるんだけど！春輝の代表デビューでもあるから来た。監督やコーチは行ってこい！って言っていて、その分帰ってきたら、試合勝ってね☆との事。その言葉に甘えさせてもらい、会場まで来た。

美波の試合も見たかったが、私もリーグ戦があったので、両親や俊さんに頼んだ。美波は特に心配ないが、春輝はまだ中学生なので、試合に来た。

???「あ！姉ちゃーーん！！」

『え？あ！流星？！なんでいんの？』

流星「怪我で治療中。暇だから来た」

『そうなのね。何処？』

流星「ふくらはぎ」

『で、イギリスから帰ってきたと』

流星「今はフランスのマルセイユ。」

『へぇー。ユナイデットは退団したの？』

流星「した。今はレアルにいる」

『あのレアル・マドリード？！バルサじゃないの？』

流星「そー。バルサはオファー来なかった」

『なんで、マルセイユに？』

流星「レンタル」

『なるほど。で、暇だから春輝の試合を見に来たと』

流星「そーいうこと。せっかくだから、一緒に見よー」

『いいよー』

流星は小学生の時にFCバルセロナの下部組織に入団。1人でスペインに旅立った。その後、色々あってマンUの下部組織に入団し、プロデビュー。A代表には16歳で選ばれ、W杯にも史上最年少で出場し、ゴールを決めた。その後もチームと代表で主力っていうのをどっかのネット記事で見た。

この間の合宿の時、久々に会った。なんか生意気度が増してた。東京五輪にも出るらしい。チームにオリンピックは何がなんでも出るって言ってるって。

流星「今日、春輝どう思う？」

『普通じゃない？でも、少し動きは硬い』

流星「まぁ初めての国際大会だからな。後、ホームの圧もあるんだと思う」

『あぁ確かに。ホームはいい時もあれば悪い時もあるからね』

流星「姉ちゃんは初めての国際大会緊張した？」

『全然。流星は？』

流星「しなかった。なんなら、楽しかった」

『あんたSだね』

流星「うん。まぁ春輝には頑張れとしか言いようがないけど」

『試合終わり、控え室行く？祐希がスタッフさんに話しとくって言ってたから』

流星「行く」

『りょーかい。おっ、春輝気づいた』

流星「春輝ｰｰｰ！！変なプレーしたら、許さねぇーー！！」

『うるさい笑笑(ﾍﾞｼｯ🖐』

流星「いてっ」

『もう少し、プロの自覚持ちなさい笑笑』

流星「はーい」