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瑠唯「A、筋トレ行こ〜」
『はーい』
今回はアジア競技大会に向けての合宿。アジアで勝てるようにならないと、オリンピックへは行けない。代表では、瑠唯さんやタクさんといることが多い。
瑠唯「彼氏さんとはどうなの？」
『あ、1か月前に別れました』
瑠唯「えぇぇ！？ちょっ大ニュース！！タクさーーん！！」
『瑠唯さん！』
渡嘉敷「なになに笑笑」
瑠唯「Aが彼氏て別れたんだって！」
渡嘉敷「なんで！？めっちゃ良い雰囲気だったのに」
『お互いバスケに集中したいからですよ。彼、今年からプロバスケ選手になったから。私も大学で忙しいし。なかなか連絡取れなくなって、彼がいてもいなくても変わらないから、だったら別れた方がいいなって』
渡嘉敷「彼は反対しなかったの！？」
『双方合意です。お互いいてもいなくても変わらないんで』
瑠唯「Aらいしけど、新しい人見つかった？」
『見つかる訳ないじゃないですか』
渡嘉敷「まぁ今はオリンピック予選に向けてだけどね」
『はい』
実は大貴くんとは1か月前に別れた。大貴くんから別れたいって。お互い大変だしね。はぁ〜新しい恋見つけないと〜。そういえば、さっき会ったバレー選手みんな背が高かったな〜。
瑠唯「A、頑張ろ。私も手伝う！」
『有難いんですけど、結構です』
瑠唯「せっかく彼氏といい雰囲気だったのに〜」
『元カレですけどね。大好きだったんですけど』
渡嘉敷「そういえば、陸くん、今めちゃくちゃ人気だよ」
『へぇー。ブラジルに行ってから会ってないですけどね』
陸はロンドン五輪で何十年振りのベスト4に導き、A代表でも最終予選で活躍し本選出場へと導いた。両親のお陰で私達兄妹、みんな背が高い。陸はサッカー選手では珍しい、190cmの長身を持っている。陸は高校卒業後、ブラジルへと武者修行。Jリーグこオファーを断り、サンパウロFCへ。DFだから、対人能力を伸ばしたいらしい。世界の壁を知ってるこらこそ、海外に行きたいよね。
渡嘉敷「笑顔が仔犬みたいで可愛いんだって」
『仔犬じゃない大型犬です』
会ったらすぐ突進してくるし抱きついてくる。高校生の時こらパワーが増してて痛い。
渡嘉敷「弟か妹1人くらいちょうだい」
『絶対ダメです！』
瑠唯「タクさんダメですよ。Aにこの話は』
渡嘉敷「ブラコンとシスコンなの忘れた」
『もう！早く体育館へ行きましょ。3P打ちたいです』
瑠唯「はいはい」
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作者名：Mizzy | 作成日時：2024年1月18日 0時
