大学生編 ページ15
私と雄太はそれぞれ、ネブラスカとワシントンに大学進学している。練習の時、すげぇ舐められたけどミニゲームで周りを驚かした。1年生からレギュラーを勝ち取り、試合にも出さしてもらっている。出るって言っても、後半だけとかだしね。次はスタメンを勝ち取る。
「Naby、あなたはなんでアメリカに来たの？」
『ん？WNBA入りをしたいからだよ』
この子はアメリカ人のリリー。寮のルームメイトでチームメイト。背も高くて、モデルみたいな顔立ち、スタイル抜群で、バスケも群を抜いている。
『そういうあなたこそ、何故この学校に？』
ネブラスカは正直言うと、田舎の州だ。何もない。自然が沢山あって、居心地いい。
「親がネブラスカなら安全だからって」
『へぇー』
「アメリカの暮らしはなれた？」
『Yes，英語も話せるようになったしね』
「目標は何かあるかしら？」
『ネブラスカで全米優勝、日本代表ではオリンピックでメダルを取る』
「叶うといいわね。あなた、未だに舐められているわよ」
『知ってる』
｢全米優勝とかアホらし｣
｢日本がメダル？バカじゃないのwww｣
｢日本人がバスケやるなんて100年早いわ｣
『勝手に言っとけって話。ミニゲームやるよ』
「うん！」
ミニゲームでは私達のチームの勝利。バカにしてた奴らは負けてました。めっちゃラフプレーしてたど。左腕痛い。
「Naby！腕赤くなってるわよ！」
「ナビ、これどうした？」
とキャプテンのマリアが言う。めっちゃ良い人。色々お世話なってる。
『あの人達にやられた。トリプルチームをしてきた時にやられた』
「貴方達、次やったら辞めても貰うからね」
｢なんで日本人とやらなきゃ行けないの？｣
｢私達はアメリカ人なのに｣
｢大体、なんでアメリカに来てるのよ｣
なんと言うくだらない言い訳なんだ。これを聞いて監督やコーチ陣か許す訳が無い。
「君たちにはガッカリした。今すぐ、体育館から出てってくれ」
｢言われなくてもそうするわ。行きましょ｣
｢えぇ｣
｢そうだね｣
出て行った。監督が言うにはあの3人は私の代が入るまでの主力選手だったらしい。でも、レギュラーを奪われて八つ当たりを私にしてたらしい。くだらな過ぎる。
「Naby、すまない。私達の監督不足だった」
『平気だよ。私が卒業した後に入ってきた日本人達に同じことをさせないでちょうだい』
「あぁ善処しよう」
『Thanks』
リーグ戦はまだ続いているから気を引き締めていかないと。代表活動もあるから。
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作者名：Mizzy | 作成日時：2024年1月18日 0時
