ヒロインお前が悪女やってどうする

新キャラ ページ45

貴方side


ニコッと微笑む2人。
その笑顔にすこし違和感を感じて距離をとってしまう。

pkt｢酷いです、距離をとるなんて…｣

｢ちょっとうちのぴくとちゃん泣かせないでもらっていい！？｣

泣き真似をするぴくとさん、それを庇うように立つ誰か。
私はうわぁ…と思い心の中での距離がさらにできる。

｢めっちゃ引くやん、やめて｣

pkt｢まぁこちらにも非がありますし｣

｢流石に話したことない人プラス初対面の人に
そんなことやられたら誰だって引くと思いますが…｣

そう言うと｢辛辣やん｣と笑いながら言う知らない人。
なんなんだこの人…なんて思ってると｢こうすれば分かる？｣と言って古びた御札見たいのをおでこにはる。

sb｢初めまして、月島さん。
さばぴーと言います｣

そう言って深深と頭を下げる。
私はその名前を聞いた瞬間背筋が凍るような寒気を感じた。

pkt｢本名も言わなきゃですよ。
僕の名前は木道 悠貴(きどう ゆうき)です、そんでこっちは｣

sb｢伊奈戸 孝志(いなど たかし)や｣

伊奈戸孝志のプロフィールを入手しました

待ってこの人も主要キャラなの！？
モブかと…いや顔がいいからないか…あぁ、面倒臭い。

｢ご丁寧に自己紹介ありがとうございます。
私の名前は月島Aです｣

そう言って深々と頭を下げた。
すると｢自己紹介せんでも知っとったんに｣と言われる。

｢え？｣

sb｢なんや、忘れたんか？
俺と"幼なじみ"なこと｣

sb｢まぁ十になる時にはもう居らんかったし、忘れるのも無理ないわな｣

そう言ってニコッとまた笑みを浮かべる。
その時の目は笑っていなかった。

sb｢A今度はちゃーんと、いい子にせんとダメやで？｣

そう言う彼。
寒気がして急いで逃げる、あの人は誰。
知らない、悪女にそんな設定は無いし幼なじみも居ない。

でもとにかく今分かることは気持ち悪い、怖い、嫌だという事だけ。
なんで、なんで…初対面のはずなのに。

知ってそうで分からない、誰なのあの人は。
さばぴーさんは、なんなの。

sb｢逃げられてもうた｣

pkt｢怖がらせたのが悪いでしょ｣

なんて声なんて聞こえなかった。

今はとにかく怖かった。
彼の存在が、お願い、情報を頂戴。

｢分からないの…っ｣

そう言うと｢やっぱり分からへん？｣とニヤニヤと笑う彼。
なんでさっきまでいなかったはずなのに…。

｢ぁ、貴方は…誰ですか｣

そう聞くと軽く頷かれる

彼という存在→←授業…

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