ヒロインお前が悪女やってどうする

朝 ページ34

貴方side


目覚ましの音で目を覚ます。
パジャマの姿でリビングに行き挨拶をしてから洗面台に行く。
顔を洗って歯を磨いて服着替えてご飯を食べて準備完了。

深呼吸を一回して家から出る

｢行ってきます｣

そして1歩踏み出して行きたくない気持ちを知らないフリして歩き出す。
登校しているとまたヒソヒソされる。
そうやってでしか悪く言えないならヒソヒソ話なんてやめてしまえそんなことを思いながら教室に向かう。

あの出来事…ひとらんさんの出来事があってからはずっと時間を遅らせて行っている。
教室に入るとまずクラスメイトと肩がぶつかる。

｢誰かとぶつかった、ってことはここにいるのアイツだな！？｣

｢名前わかんねぇけど多分アイツだ！！｣

｢早い登校なんだね｣

笑っているクラスメイト。
居場所がわかんなくて名前も覚えてない人を虐めれるとかどんな神経してるの…？
まぁ悪口程度なら耐えれるし大丈夫。

そんなことを思いながら席に移動すると自分の机を蹴られる。
そしてその女の子がいう。

｢謝りなよ花玲に｣

｢花玲ちゃんに謝れ！！！｣

正直な話それ学校のものだけどそんなこと出来る君たち凄いね。
私と目線があってないしなんならどこ見てんの？って感じなんですけど…。

すると同じクラスの主要キャラ全員が動く。
ゾムさんはその女子を突き飛ばし、みどりくんは賛同した女子に土下座させ。
シャオロンさんはその女子を見えないように目の前に立ち、死神くんは机をなおしてくれた。

hr｢ゾム、死神くん、シャオちゃん、みどりくんそこまでしなくていいんじゃない…？
特にみどりくんとゾム！！｣

hr｢由香ちゃんと瑠希ちゃんが怖がってるよ！？｣

そうやって言うヒロイン。
なら最初に君がとめとけば良かったんじゃない？
主要キャラがこうやってする前に…それをしないとこを見ると相当性格が悪いと思いマース。

そもそも主要キャラに好かれてる理由が分かりません！！！

そんなことを思っていると扉があき｢大きい音したけどなんの音！？｣と声を上げてくる人がいた。
その人はとても顔が整っていて声も良くて…。

zm｢ぴくとの兄貴！！
いやなんでもないっすよ、ちょーっと…ね？｣

ぴくとこの名前を聞いた時思ったことがある。
このゲームにそんなキャラは存在しないはずと。

pkt｢それはちょっとじゃないでしょ！！｣

思い出したこの人…このキャラはぴくとさん。
確か鬱先生と仲が良くて、違うジャンルのイベントキャラだ

何故彼が…？→←夜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す