家 ページ12
貴方side
家に帰り何気ない感じに言葉を発する。
「ただいま」
自分の声が木霊するだけ、部屋の明かりはひとつもついてなくただ薄暗いだけだった。
「日の灯りが頼り…」
そう言いながら廊下の電気をつけて階段を上る。
自分の部屋に鞄を置き制服を脱ぎラフな格好に着替える。
勉強机の椅子に座りプロフィールの情報を1度整理しようとメニューを開く。
【イベントが回収されました】
その言葉が書いてあった。
【報酬はクロノアのプロフィールとヒロインの情報です】
ヒロインの情報という言葉をみて私は前のめりになる。
ヒロインの欄が追加されていた。
情報は【大体の奴らと知り合い】そう書いてあった。
「やっぱりレウさんと知り合いなのかな…」
呻き声の様な声を上げヒロインの情報が他にないかスクロールする。
勿論何もなかった。
引き出しからノートを取り出してノートにこの情報とプロフィールを書きだす。
ストーリーを忘れないように詳しく書いてあるがこれ以外のルートが出来ているので意味はほとんどないだろう。
「ここから味方にする人を探すべきか…それとも」
引きこもって卒業まで耐えるか…だが引きこもるなんてことしたら親になんて言われるかわかったものじゃない。
「ヒロイン…お前は白であって欲しかった…」
そんなこと言ったってしょうがない。
私は私の人生をどうするか考えなければ…このまま主要キャラに関わっているとバットエンドまっしぐらだ。
そんなことを考えながらノートにまとめて引き出しにしまう。
「日記見たくなってるけどゲーム情報なんてほとんどない」
頼れるのはヒロインだけなのだから…。
頼りたくはないけど…
「悪女かぁ…カッターキャーは痛いからなし」
なんでこんなこと考えてるのかなんて自分でも分からない。
だがふと脳裏に過ぎる。
「何故私の名前を知ってる…?」
それもそうだ、鬱先生も知っていたしクロノアさん、きょーさんもそうだ。
問題は起こしてないしなにより兄さんにも気づかれない影の薄さ…。
「シナリオが徐々にいや大分変わっている?」
誰かの手によって変えられた?
ヒロインに…?嫌でもヒロインも不思議そうな顔してたし、なによりイベントの時「なんなの?」と言っていた。
「あげるなら二つ」
「目をつけられた」
それか
「悪女の愛されルートにバグで入ってしまった」
そのぐらい。
これから全力でルートに外れようとしても無理ゲーと言えるだろう。
なんて考えているとご飯になった
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縁季 - 姉さん先生?誰それ(過激派) (2022年5月18日 15時) (レス) @page36 id: 6c6d7d320b (このIDを非表示/違反報告)
もちもちネコネコ(プロフ) - たけのこさん» コメントありがとうございます。返信するのが遅くなってしまい申し訳ございません。いま直させて頂きました。教えて下さりありがとうございます (2022年4月18日 22時) (レス) id: 78702fa750 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこ - コメント失礼します。情報(ページ6)の下から2行目が新来先生となっていました。石川先生ではないでしょうか?私の間違いだったらすいません。確認お願いします。 (2022年4月14日 1時) (レス) @page6 id: 8e1ccb7a64 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。(プロフ) - 誤字じゃなかったらすみません…。プロローグの中で"他院"という言葉が出てきますが、"退院"ではないのでしょうか…。そして、夢主の設定で"多いい"と出てきますが、いが1つ多いのではないでしょうか。気が向いたら訂正お願いしたいです…。 (2021年10月7日 16時) (レス) @page2 id: dca9b55429 (このIDを非表示/違反報告)
HA - なんかとても急展開…… (2021年9月4日 21時) (レス) id: 78f7c126ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちもちネコネコ x他1人 | 作成日時:2021年6月13日 23時