平凡な日常 (ページ10)

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蓮side

「公園寄ろうね？」

照「もちろん。」

辰「3人で散歩なんて久しぶりで俺嬉しい。」

照「蓮が小さい頃どっちがベビーカー押すかで毎回喧嘩してたよな。」

「え、その話知らない。」

辰「俺も照も本当に蓮が可愛くて仕方なくて。でもそれは父さんたちも同じだから、時には4人で取り合いしてたよ(笑)」

俺、本当に大事にされてるんだって改めて思った。犬が居たらその愛半分になりそうだから良かったかも。なんて思いながら歩く。

照「おっ…ちょっと…レオ！」

突然走り出したレオに慌てる照くん。レオが向かっていく方向には公園。よく康二と来るのかな？

「レオ！ボール遊びしよ！」

ドッグランみたいになってる一角でリードを外し、レオとボールを投げたり走り回る。犬と遊ぶなんて凄い新鮮で凄く楽しい。

「レオ！次はこっちーー！」

わんわんっ！！

「んはは、本当可愛いなぁ。おいで！」

俺が呼ぶと吠えながら向かってきてくれる。もうそれが可愛くて仕方ない。

辰「蓮楽しそうだね。」

照「ああ。預かって良かったね。」

辰「ずっとあの笑顔で過ごしてほしいなぁ」

2人がこんな話してる事なんて一切知らずに汗をかくまで動き回る。

照「ほら、蓮。水飲もう。レオのも。」

「ありがと！2人も一緒にきてよ！」

辰「俺、もう歳だから。」

「大丈夫！20歳ぐらいに見える！」

辰「じゃあ行くわ！」

照「単純じゃん(笑)何する？ボール？」

何歳になっても俺に付き合ってくれる2人大好きだよ。