平凡な日常 (ページ9)

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犬ページ9

蓮side

基本欲しいのはすぐに買ってもらえる。だけど、それでも小さい頃から犬だけはダメって言われてた。照くんが怖いんだって。それに、俺いるのに犬もいたら大変だよね。自覚はある(笑)

照「え？」

「お願い！康二の家族が2日帰省する間だけ！」

辰「いいんじゃない？康二くん困ってるんでしょ？」

「そうなの。預ける人いないんだって。」

照「今回だけからね。ほんとに。」

「ありがとう！」

照くんは優しいから困ってる人がいるのに見捨てることはしないって分かってるから康二にはもういいよって言ってある。
そして、ついに預かる日。

康「明後日の朝迎えに来るんでお願いします！」

「はいはーーい。楽しんできてね」

可愛い！可愛すぎる！俺の腕の中にいるトイプードルのレオ。

辰「お前可愛いなぁぁ、、蓮抱っこさせて。」

辰哉くんは愛おしそうな顔でレオを抱いている。

「照くん？抱っこする？」

照「…いや、俺はいいや。」

辰「散歩行かないとじゃんね！あーー癒される！」

「おもちゃでも遊ばないと！ほら、レオ！ボール！」

楽しくてしょうがない俺と辰哉くんとは正反対に遠くから眺めてる照くん。そこまで嫌いとは思ってなくて悪いことしたかなって。

「…照くんごめんね？苦手なのに…」

照「…え？全然いいよ。思ったより可愛いなって思いながら眺めてた(笑)」

「そうなの！？じゃあ、散歩のリードは照くんね！」

辰「ちょっと早いけど散歩行くか！」

照「うん、行こう。」

照くんがリードを持ってくれて家を出る。