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照side
辰 「あ!蓮!!」
学校に着くなり響き渡る大きい声で名前を呼んだ辰哉に恥ずかしそうに手を振って駆け寄ってきてくれる蓮。
蓮 「頑張るね!!」
「あぁ、絶対勝てよ。」
もちろん!って言いながらみんなの元に戻って円陣を組み始めた。
辰 「蓮楽しそうだな。」
ピーー!試合始め!
蓮 「先輩!こっちです!」
先 「蓮パス!!」
顧 「深澤!もっと前出ろ!!!!」
康 「れんーー!いくよ!」
辰 「蓮!!!!!頑張れ!!!!」
後 「蓮先輩!!!!」
蓮に対して飛び交う指示や声援を聞いて本当にチームにとって大事な存在なんだなって兄として嬉しくなる。
「「「 蓮!シュート! 」」」
みんなの声が綺麗にハモった数秒後、蓮が蹴っていたボールは綺麗にゴールに入っていた。
蓮 「…やったっ!!!」
その後も先輩や康二くんもシュートを決めて、試合は6:2で蓮たちの勝利。
辰 「ひかる!!やったな!」
「ああ、もう俺めちゃ嬉しい!」
俺も自分のことのように嬉しくてしょうがない。試合が終わった後のみんなを見るとやり切った顔している。
蓮 「最後の試合勝てて本当に嬉しいです!!」
先 「みんなのお陰だよ。本当にありがとう。」
部活って、みんなで切磋琢磨できて絆も深まって本当にいいよね。蓮の溢れる笑顔を見て心からそう思った。
顧 「じゃあ、今から次のキャプテン発表するな」
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作者名:縺 | 作成日時:2021年1月24日 19時