平凡な日常 (ページ14)

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辰哉side

「仕事も順調だよ。3人で楽しくやってる。」

父「…その言葉が1番安心だよ。」

母「早く会いたいわ。」

蓮「でも、もうすぐじゃん！」

そう。あと少しで蓮の誕生日。俺ら3人の誕生日と卒業式とかお祝いごとがある時は絶対に帰ってきてくれる。

母「ふふ、本当に楽しみね。」

照「時間分かったら教えてね？迎え行くから。」

父「毎回ありがとな。」

その後もご飯をテレビ越しに一緒に食べて、蓮は最近あったことを全部話して楽しそう。
照もいつも部屋でやってるトレーニングが今日はリビング。
俺もなんだかんだテレビが見れる場所に座ってる。

「あ、もう9時だよ？父さんたち明日早いでしょ？」

父「そうだな。もう今日は切るか。」

蓮「えぇーー、」

照「次は電話じゃなくて会えるからいいじゃん？蓮？」

母「蓮、プレゼント楽しみにしてて、ね。」

蓮「んん、分かった…」

これも毎回恒例。いざ、切るってなると寂しくなってきてやだって言う蓮をみんなが一気に宥め始める。

父「じゃあ、また連絡するね。」

蓮「……ばいばい。」

今日はいつも以上に気分下がってるのかな？

「蓮。ゲームしよっか？」

蓮「……する…3人で」

照「うん、しよ。どれするの？」

蓮「…サッカー！サッカーのしよ！」

まぁ、一生の別れでもあるまいしすぐに元気になるんだけどね。

誕生日、待ち遠しいね。

「平凡な日常」では、某ウイルスは存在しないで書いています。ご了承下さい。