平凡な日常 (ページ2)

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朝ページ2

辰哉side

いつもトーストのいい匂いで起きる朝。

「照、おはよう。」

照「おはよ。…って寝癖やばいよ？」

って言う毎日変わらない会話。まぁ、俺にとってはそれも幸せ。

「今日も蓮起きてないの？笑いつになったらあの子1人で起きるの？」

照「それは甘やかしすぎた辰哉のせいだからな。」

「いやそれはお前もだろ。」

俺と11歳。照と9歳。
歳が離れた弟は可愛くて可愛くて仕方なくて。

父さんも母さんも可愛がってたけど仕事の都合で、蓮が10歳の時に海外へ。

両親がいなくて寂しいはずなのにそんな素振り一切見せずに『辰哉くん！』って呼んでくる蓮は世界一可愛い。

そんな蓮を俺ら2人も甘やかして5年。俺らを頼りまくる弟に成長した。可愛いからいいんだけどね。

「俺起こしてくるね。」

照「ご飯すぐ食べられるようにしておくね」

「ありがとう」

このお話はそんな兄弟の普通の平凡な日常のお話。