Thirty Eight ページ38
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次の土曜日、予定を入れることなく
花とお菓子を持って
わたしは電車で２駅先の場所に来ていた。
家や、高校の近くのようにく建物が多い場所ではなくて
畑や、田んぼ、ポツポツとある民家
俗に言う田舎。
そこの外れに、優太のお墓は建っている。
『 岸家之墓 』
そこそこ大きめの墓地の端。
実は、ここに来るのは初めてだ。
怖くて来られなかった。
お墓には、少し枯れかかった仏花が刺さっている。
わたしは自分が持ってきた花と差し替えて、手を合わせた。
今までに起こったこと、今の自分の想い。
ねぇ優太、聞いてる？
私ね、淑乃と仲直りしたんだよ。
もうお互いを傷つけ合わなくて済むんだよ。
それからね、
わたしは、
また人を好きになったんだ。
とても優しくて、素敵な人
平野先生だよ。
びっくりしてるかな
だから、優太
ケジメつけるね。
恋人だった人としては、もうここに来ない。
次来る時は、友達としてくるね。
そのときまで、バイバイ。
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きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます！(＞＜)更新頑張ります…！ (2017年4月22日 20時) (
レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました！（笑）更新楽しみにしてます！ (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな子 | 作成日時：2017年3月25日 10時
