Thirty Five ページ35
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淑乃に話をしようと決めてから、もう1週間が経っていた。
わかりやすく言うと、体育祭から１週間。
周りは燃え尽き症候群で、完全に抜けきっている。
隣に座る永瀬なんか、授業もポケーっとしている。
この間授業で当てられた時なんか答えがわからずに、私を肘でつついて答えを要求してきた。
そのあと強引に、ミルクティーを奢ってもらったけど。
でも今日こそは、話すんだ
思い立ったら即行動。
昼休み、早めにご飯を終わらせた私は
神宮寺くんに淑乃のクラスを聞いて緊張しながら8組と書かれた教室の前に立っていた。
神宮寺くんは
「ねぇ、淑乃のクラスわかる？」
って聞いた時、ぎょっとした顔をして
「8、だけど、、、。
なにすんの？？」
と聞いてきた。
「片付ける」
とだけ返すと、ふはっと笑って
頑張って、と私の頭を撫でた。
彼がモテる原因が分かった。
ガラッとドアを開けようとした時、ちょうど女の子が出てきた。
「うわ、ごめん！」
「いや、こっちこそ、、、って雫々じゃん」
去年同じクラスだったアヤが出てきた。
「あ、あのさ淑乃、いる？岩田淑乃。」
「よしの？？ちょっと待っててね」
彼女は不思議そうな顔をしながら、
踵を返して
" よしのぉ〜！雫々がよんでる〜！！ "
と大きな声を出した。
ガタッと音がして、いつものように不機嫌そうな顔で近づいてきた淑乃。
アヤは不穏な空気を察したのか、じゃ！といって去っていった。
「なに？」
イラつきながらも、ちょっと驚いたような雰囲気の彼女。
「渡り廊下、行こう。」
ホントは屋上とかで話したかったんだけど、うちの学校は屋上立ち入り禁止だから。
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きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます！(＞＜)更新頑張ります…！ (2017年4月22日 20時) (
レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました！（笑）更新楽しみにしてます！ (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな子 | 作成日時：2017年3月25日 10時
