検索窓
今日:27 hit、昨日:4 hit、合計:53,407 hit

TwentySix ページ26

.


肩をトントンっとされて
目覚めたら、そこは家の前。


「なんで家知ってるの?」

そう聞けば、平野はピラっと紙を見せてきた



それは私の家の住所が書かれたルーズリーフで、




『中間先生から教えてもらった』


とふわりと笑った。



その仕草だけでも私の心臓はドクドクと大きな音を立てて鼓動を打つ





だめだめ
堕ちちゃいけない
だって私には優太が____。








優太が____?



い、る?









それでも、
これ以上ここにいたら、絶対に堕ちる






そう思って



「送ってくれてありがとう、
みんなにごめんって言っといて」



それだけ言って、車から出て



玄関のある、運転席側に回る





平野はドアを開けて車から出て立ち上がり
心配そうに見てくる



じゃあ、、、





そう言ったところで





「わっ」




手首をガシッと掴まれて



不意に重なる視線。



せんせいの真剣な目から、視線を逸らすことが出来なくて



全身が心臓になったみたいに鼓動が脈打つ



「…な、に?」








.









.









『好き』









.

TwentySeven→←TwentyFive



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
215人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます!(><)更新頑張ります…! (2017年4月22日 20時) (レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました!(笑)更新楽しみにしてます! (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きな子 | 作成日時:2017年3月25日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。