TwentySix ページ26
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肩をトントンっとされて
目覚めたら、そこは家の前。
「なんで家知ってるの?」
そう聞けば、平野はピラっと紙を見せてきた
それは私の家の住所が書かれたルーズリーフで、
『中間先生から教えてもらった』
とふわりと笑った。
その仕草だけでも私の心臓はドクドクと大きな音を立てて鼓動を打つ
だめだめ
堕ちちゃいけない
だって私には優太が____。
優太が____?
い、る?
それでも、
これ以上ここにいたら、絶対に堕ちる
そう思って
「送ってくれてありがとう、
みんなにごめんって言っといて」
それだけ言って、車から出て
玄関のある、運転席側に回る
平野はドアを開けて車から出て立ち上がり
心配そうに見てくる
じゃあ、、、
そう言ったところで
「わっ」
手首をガシッと掴まれて
不意に重なる視線。
せんせいの真剣な目から、視線を逸らすことが出来なくて
全身が心臓になったみたいに鼓動が脈打つ
「…な、に?」
.
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『好き』
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きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます!(><)更新頑張ります…! (2017年4月22日 20時) (レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました!(笑)更新楽しみにしてます! (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きな子 | 作成日時:2017年3月25日 10時