TwentyThree ページ23
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自販機について
お茶、ポカリ、カルピスを買う。
カルピスは私がボタンを押して、ガコンっと落ちてきたのを最後に、赤い [売切れ] ランプが点灯した。
「お、ラス1じゃん、俺飲も〜っと」
「永瀬が飲みたいって言ってたよ」
「ちぇ」
神宮寺くんは不貞腐れた顔をして
「アホ廉」
ってボソッと言ってからペットボトルを空中に投げた。
6本のペットボトルを二人で持ちながら来た道を帰る途中
「あー、勇太ぁ！！」
甘い声が聞こえた。
「まだ援団やってんの〜？
一緒帰ろうよ〜」
甘い声の持ち主を、私は一瞬で理解することが出来た。
神宮寺くんの後ろに隠れて、
早く行って、早く行って
そう願う。
でも、神様は、私になにか恨みがあるのかもしれない
「で、あんたは何してんの？雫々」
淑乃の冷めた声が響く
「え、援団で、作業してたの」
淑乃の顔を見れずに俯いていると
「ふぅん」
彼女はそれだけ言って
頑張って！って神宮寺くんに笑顔を向けた。
私の横を通り過ぎる時、
「ふざけんな」
彼女は私に耳打ちをする。
私は去っていった淑乃を見ることしか出来なかった。
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きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます！(＞＜)更新頑張ります…！ (2017年4月22日 20時) (
レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました！（笑）更新楽しみにしてます！ (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな子 | 作成日時：2017年3月25日 10時
