Twenty ページ20
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それから、怒涛の日々が始まった
振りを考えて
衣装作って
音作って
踊って
練習して
今までこんなに体力使って高校生活送ってこなかったから
相当しんどい。
平野は、部活の顧問と並行してよく練習を見に来てくれる
アドバイスもしてくれるし、手伝いだってしてくれる。
昔の私が見たら、
「どうせ好かれるため」
なんて悲観的に見てただろうに
人というのは変われるもので。
全然練習を見に来てくれない担任の淳太くんより
よっぽどマシだと思う。
「おーい、やっとるか〜」
と、思った矢先
淳太くんは来た。
「淳太くん何しとったん?
婚活?」
隣で作業を進める団長の永瀬が
イヒヒ、と歯を見せて笑う
アホ、また怒られるよ、永瀬、、、
「廉やめなって、図星だから」
そこに神宮寺くんが茶々を入れる
「してへんわ!さっさと手動かせ」
それに対してやっぱり淳太くんが怒る
平野の喋りもそうだけど、関西弁の人の話はテンポが良くて好きだ。
教室で繰り広げられるこの光景を私と平野はクスクス笑いながら見ていた。
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きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます!(><)更新頑張ります…! (2017年4月22日 20時) (レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました!(笑)更新楽しみにしてます! (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きな子 | 作成日時:2017年3月25日 10時