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うちの学校は体育大会に応援合戦があって、
各団2年生、3年生から11人を選出する
私には無縁だと思っていた役職
なのになぜか私は援団に推薦されていた。
その理由は紛れもなく
「くそ平野、、、」
青団の担当教師である平野
担任を持っていない教師は適当に各団に振り分けられる
なんの縁なのか何故か私は青団で
「あんたさぁ、私のこと嫌いなの?
嫌がらせなの??????」
思いっきり詰め寄ったら
『いやいやごめん、ほんま、けどさ〜』
なんて謝る気が有るのか無いのか
また困ったように笑って
それから口ごもった。
「、、、なに?」
すると平野は
『俺、援団の顧問やからさ
雫々と一緒にしたかってん。
思い出作りたかったしさ』
なんて耳まで真っ赤にして呟くから
私今、鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してる、絶対。
そんなの、ずるくない?
心臓は走った後みたいに早く鼓動を打つ
それでも優太の存在は私の中に大きい。
優太がもう1度目の前に現れたなら、
平野のことなんか頭の隅に追いやってしまうんだろう
そんなこともう二度とないんだけど
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きな子(プロフ) - なぎささん» ありがとうございます!(><)更新頑張ります…! (2017年4月22日 20時) (レス) id: d1d8a217a8 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 面白くてハマっちゃいました!(笑)更新楽しみにしてます! (2017年4月16日 14時) (レス) id: bbf1916b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きな子 | 作成日時:2017年3月25日 10時