Moe amour 【Fischer's】 (ページ10)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:53,475 hit

噂② ページ10

シルクside

え「うん！まぁ私のことはおいといて、入り口でシルクさん、あんたのこと呼んでるよ？」

『え！私に用事？なんだろ…』

やっぱふつー驚くよなw
彼氏でもなんでもねぇ俺がここに来たら

シ「ごめんな！急に呼び出しちまって。」

『いえ、大丈夫です！』

俺は最近気になっていたあのことをAちゃんに聞いてみることにした

シ「かずきの噂的なの聞いた？」

『あー、はい。聞きました。でもあれって…』

シ「噂！だから、気にすることないからな」

『やっぱそうですよね！私…かずきのこと信じてるので！』

シ「そっか…。」

[信じてる]
その言葉を聞いた俺は、それ以上何も言えなかった。が、

Aちゃんの顔が少しだけ曇ったのは気のせいかな…

『あの、シルクさん…』

シ「ん？どうした？」

『さっきはかずきのこと信じてるって言ったんですけど、正直どうなのかなって。』

シ「どうかなっていうのは…？」

『最近、かずきは大学が終わってから夜中までずっとバイトで、恋人の私としてはすごく心配なんです。大学でたまに会うくらいで、デートも以前に比べたら少なくなって。私、かずきの隣にいていいのかなって思うようになって…。もしかしたら、私以外に女の人がいるかもしれないっていろいろと不安になってしまったんです。』

シ「Aちゃん。」

『はい。』

シ「ごめん、俺、嘘ついた。」

本当のことを言った方が彼女のためになる気がした

いや、違う

自分の気持ちに嘘つきたくなかっただけだ

『えっ？』

シ「噂は本当だよ。1年の子と１週間前から付き合い始めたんだ。」

『そんな…。』