26.お見舞い ページ26
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病室が並ぶ廊下を歩いていると、顔見知りの看護師さんに出会った。
看護師「あら、今日もお見舞いですか？
毎日毎日、吉野さんに会いに来てくださってありがとうございます、笑
きっと吉野さんも喜んでますよ。」
樹『そうだといいんですけど、笑』
愛想笑いをして、壱馬さんと2人で北人さんの病室に入った。
数本の管で繋がれて、眠っている北人さんが目の前にいる。
この光景は、何回みても慣れなかった。
時々怖くなる時もあったり
仕事をしていて、離れていた分だけ、北人さんは”生きてる”って実感して、安心することだってある。
樹『北人さん、今日も来ました。
壱馬さんも一緒ですよ。』
壱馬『ほく。1週間…ぶりかな。
顔色よくなったな。』
「樹！壱馬！」と弾んだ声も
あの明るい笑顔だって
何にも返ってこない。
でも、それでも
俺は毎日北人さんに話しかける。
樹『今日はですね___
まこっちゃんが__』
今日あったことを話す。
それを壱馬さんが微笑んで見ている。
樹『__ってことがあったんですよ。』
言い終わって、少し沈黙が流れた。
その沈黙を破ったのは壱馬さんだった。
壱馬『それになぁほく。翔平がな___』
壱馬さんも俺と同じように、北人さんを見つめて話してくれる。
この事にどれほど救われたか分からない。
・・
しばらく3人で話してから病室を後にした。
壱馬『樹。』
樹『はい？』
壱馬『ほく…顔色も良くなってたし
きっとすぐ目覚めるで。大丈夫や。
…だからな、なんかあったら1人で抱え込まんでええ。ちゃんと俺らに相談してな？』
樹『っ…はい！！』
壱馬さんは優しい。
北人さんが癌だとわかってから、ずっと北人さんの力になってくれていて
俺にも、こうやって優しく声をかけてくれる。
そんな壱馬さんだから、きっと皆放っておかないのだろう。
壱馬『ん？どーした？樹。』
樹『いえ、なんでも。ありがとうございます、壱馬さん。』
壱馬『いーえ。』
それから壱馬さんと別れ、スーパーに寄って必要なものだけ買って、家に向かった。
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いちごあめ.(プロフ) - 姫華さん» ほんとですね笑めっっちゃ恥ずかしいです…()すみません(><) (2021年1月19日 7時) (
レス) id: f93e8e8aba (このIDを非表示/違反報告)
姫華(プロフ) - 15の笑顔のページで、多分ですが無理が無視になっています。私の勘違いかもしれませんが、一応報告しておきます。 (2021年1月18日 22時) (レス) id: 34bc3b81c4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ.(プロフ) - ほくりょーさん» ありがとうございます！そうなんですね!!笑頑張ります！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 833fdb835e (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - 今日初めて見ました！私もほくちゃん推しです！更新、頑張って下さい！ (2020年4月26日 21時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ.(プロフ) - ほくとすきぴさん» おぉ！一緒ですね！！読んでくださったんですね(；；)ありがとうございます…！ (2019年8月14日 17時) (レス) id: 3dbc9c46de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごあめ. x他1人 | 作成日時：2019年8月9日 20時
