駄弁り廻戦。【呪術廻戦】 (ページ7)

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まさちんページ7

「ゴジョセンまじサイテー。顔は良くても下心しかないやつマジ無理キモい。」

「流石の俺でも今のは引きました。」

「冗談だって二人とも！第一、僕が一回りも歳の違う子のパンツで興奮する訳無いでしょうが！」

「死ねクソ教師！！」

一発ビンタをしてやろうとしたら、パシッと掴まれてゴジョセンに顔を引き寄せられる。

うぇっ！？と情けない声を出して見上げた先は、キラキラとした青色。

「A、呪霊はいつから見えるの？」

「あのオバケの事？んと…気付いたら…？」

パパにも見えてたし特に不都合はしないで生きてこれた。

キモイ虫がいる！とパパに訴えたら少し悲しそうな顔をしたパパ。

その顔を隠すように、お前も見えるのか！とキモイ虫を手に取って私に見せつけるように追いかけ回されたのは忘れない。絶対に。

私だけ変なもの見えてる奴だと思ったからマジでパパ見えてくれてサンキューって感じ。

ゴジョセンが口を開こうとした瞬間、私は浮遊感に襲われる。

軽く首元の制服を摘まれてるせいで少し苦しい。

「おい、A。」

「あーあー何も聞こえなーい。」

「学長じゃん。」

「お疲れ様です、夜蛾学長。」

私を呼ぶまさちんの声なんて聞こえない。

「…え、A、まさか＂まさちん＂って学長の事？」

「他に誰がいるのさ！」

「学校での呼び方は弁えろと言ったはずだぞ、A。」

「やだー！！怒らないでまさちーん！」

後で組手五セットだと言われて私は身震いする。

こっわ！ヤーさんだよあんなの！

パンピーにあんな言い方しないでしょ普通！

まぁ、主に顔面から来る圧の雰囲気だけど！

「身体能力も高くて、呪力のコントロールもできるし自分の術式もある程度扱えるなら、今日は座学かな？」

必要な知識は詰め込んどいて損は無いからね！と楽しそうにするゴジョセンには申し訳ないが、私は座学が大っ嫌いだ。

それはしょっちゅう授業を抜け出して、生徒指導の先生と校内鬼ごっこをするくらいには嫌い。

「A、これだけは覚えておいてね。」

「…何？」

「呪術師に後悔の無い死なんてない。常に死と隣り合わせの職業だし、基本感謝なんてされない。

ろくな死に方なんて選べないけど、それでも目指す？」

「…私はさ、やっぱこの学校についてはよく分かってないけど、後悔ないように常に全力で生きろってことっしょ？」

任して！私そういうのバチ得意だから！とピースをするとどこか気が抜けたようにゴジョセンは笑った。