実戦あるのみ! ページ4
それじゃあ自己紹介するねーと話し出した噴水男。
「知ってると思うけど、僕が最強の男。
よろしくと笑う五条先生。
知ってると思うけどって…あの格好だし不審者情報とかで有名なのかなこの人…やば…。
てか自分でグッドルッキングガイとか言う?ノリも少し古くね?怖いんだが?
「伏黒恵、よろしく。」
「めぐみんはさっき聞いたよ。」
「めぐみんって呼ぶのやめろ。」
嫌そうな顔をしてめぐみん呼びを止められた。可愛いのに。
せめて名前で呼べと怒られたからりょーかい恵!と返事をしたら一言、ん。と返事をくれた。
えっ…やだめぐみんツンデレ…?可愛いじゃん…?
「私は織田A!好きな物は甘い物とオシャレなものと、流行とか大好き!
東京だからって言うのと、まさちんが教師だからって理由で進学したらこんな辺境地で同級生鬼少なくてガチビビってまーす!」
よろしくっ!と挨拶を済ますと五条先生が私を見て少し不思議そうにする。
「なんか僕の事知らなさそうだし、Aはここが何の学校か分かってない感じかな?」
「私の特技であるサイコロの扱いを極める為ってまさちんに聞いた以外なーんも知らないです。」
「「…。」」
「え?」
やべ、なんか不味った?と不安になってきた。
五条先生は怪しい笑みを浮かべる。
「実戦、あるのみだね。」
「は?」
一旦外出ようか!と連れてこられたグラウンド。
何が始まるのか怖いんだけど!寒いし!と文句を言っているとゴジョセンが私に向かって思い切り殴って来ていいよと言う。
「えっ…ゴジョセン、M?引くわー…。」
「違う違う!いいからほら。学長からは君が格闘技経験者ってのは聞いてるから一発、思いっきりおいでよ。」
術式も解いてあげるおまけ付き!と笑うゴジョセン。
しかし今の私はそれどころじゃない。
「は!?まさちん、私が隠したい情報全部バラしてんじゃん!巫山戯んなよあのおっさん!」
仕方ないと割り切って私はサイコロを手に出す。
運がいい時サイコロの出目が大きいし、大きいと普段の倍以上の力が出るんだよね。
なんでか知らないけど。
今回のサイコロは0〜10でるサイコロを二つ出して転がし、出目を確認した途端駆ける。
やっぱり私ツイてるのかも知れない。
昔から勝負時は強運に恵まれていたしなぁと考えながらゴジョセンに向かって三段蹴りをお見舞する。
出目は両方とも10だった。
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作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui
作成日時:2021年11月7日 20時