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潜入捜査ってなんかカッコイイ ページ27

「何だこのラグビー場、人でも埋まってんのか?」

「二級が居るとかヤバくない!?私役立たずだけど!?」


恵と一緒に次の日から杉沢第三高校に潜入している私。

何だか潜入捜査って響き、刑事ドラマみたいでカッコイイよね。


「他校の子かな…。」

「カワイー…スカート短ぇ…。」

「声掛けてみる?」


気配も分からないし見つからないね…と恵の方を振り返った途端、腰に巻き付けられたのは恵の上着。

急になんだ?と首を傾げていると、暑いから持ってろと言われた。


「暑いか…?言うほど暑くないと思うんだが…。」

「俺は暑いんだよ、いいから巻いとけ。」

「?…りょーかい!」


あまりの見当たらなさに恵も痺れを切らしそうな頃、目の前をピンク頭の男の子が走り抜けて行った。

その瞬間感じるのは、目当ての呪力。


「「おい!お前!」」

「って早ァ!?」


話し掛けるにも驚く程早いスピードで居なくなった男の子。

早すぎだろ!?とびっくりしていると通りがかりの男の子達の会話が聞こえてきた。


「あいつ、50m走3秒で走るらしいよ。」


その言葉に私と恵は同じ顔をして振り返る。

世界記録どころの話じゃないでしょ!?それは!?


「ヤバすぎ!筋力ゴリラじゃん!」

「織田、お前は残って引き続き探索を頼む。俺は今の奴を追う。」

「おっけー!」


そうして別れた私達。

途中でスマホを弄りながらも探索し続けて気が付いたら夜。

暗い学校とか雰囲気有りまくりで流石に怖すぎる。

遠くでカシャン、と音が聞こえてそれにもビビり散らかす私。

本当に呪術師目指すって志した人間の驚き方か?これ。

恐る恐る音の方を見ると、男の子と女の子の二人組が。


「…何してんの?アンタら。」

「ヒッ!?…って、良かったぁぁ…人間かぁ……。」

「まじビビったな…。」

「こんな時間に学校乗り込むとか、何してるのガチで?忘れ物?」


メガネの女の子と体躯のいい男の子に話し掛けると、貴方も部外者が夜に忍び込んで何してるんですか!と怒って来た。

まぁ、確かに。


「私は探し物してんの。アンタらは?」

「私達はオカルト研究会の活動の一環としてこれから、虎杖の落し物の謎を解明しに行くのよ。」

「なにそれ楽しそう!私も混ぜてよ!」


すると呆れながらも忍び込んだことを口外しないことを条件に許可を貰った。

そのまま四階まで上り辿り着いたオカ研から取り出された落し物は、私が捜し求めていた物だった。


「…待ってそれっ…!!」

どうしよう!?→←来たれ仙台!



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作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui  
作成日時:2021年11月7日 20時

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