検索窓
今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:156,201 hit

待ってて(JN) ページ5

JNside


「ジュナ、もう終わりだ。」


肩を叩かれてハッとする。

気付いた時には周りには誰も居ない練習室の空間が広がっていた。

でも流れてくる汗や、部屋の熱気が少ししか下がってないところを考えるとずっと踊っていたらしい。

肩を叩かれた方を向くとそこには少し怒った顔をするスニョンが立っていた。


「…あれ、いつの間に?」

「お前な…。」


少し呆れた目を僕に向けた後、やり過ぎだ。と怒られる。

「でも」と言い訳をしようとしても今のスニョアには通じない。


「日本デビューにツアーも控えてるんだぞ。」

「…うん、分かってる。」

「これ以上は怪我するのも、お前なら分かるよな?」

「でも、まだまだ足りない気がするんだ。」

「ジュニ!」


遂にはスニョアを怒鳴らせてしまった。

僕だってわかってるよ、でも何だか待ってる気がするんだ。

きっと彼女は待ってる。


「休息も練習の内だ!それも分からない奴じゃ無いだろ!?」


スニョアがそう僕に怒鳴ると同時にガチャ、と入ってくるのはミョンホ。

ミョンホの方もゲッ、とした顔をして僕らを見ていた。

手に持っているのはドリンクとタオルだし、格好もよく見れば練習着。

それを見たホシはお前もかー!と声を荒らげ細い目をさらに細め、より釣り上げる。

十時十分を通り越してその目は12時になりそう。

その声に驚いたミョンホはえっ!?と声を裏返した。


「このチャイナ組!何の為に練習後一時間だけを自主練の時間にしてるのか、分かってんのか!」

「僕はまだ練習してないから無実だよ!」

「でも練習しに来ただろ!」


ヴッと呻き声をあげるミョンホと肩で息をする僕を見比べて溜息を吐くスニョン。

スニョア…?と恐る恐る聞くと、呆れた声でんあ?と返事をした後に顔を上げる。


「倒れたら元も子も無いし、焦る気持ちも分かるけどさぁ…悪いコンディションでどれだけ頑張っても効率悪いだろ?」


分かるか?と言われるから頷くミョンホと僕。

それを見たスニョアが手を叩いて、よし出ろ!と声を出す。

こうなってはもう練習できない。

仕方ないと諦めて練習室を出ると、飯行くぞ!と声をかけられる。


「シャワー浴びてからでいい?」

「おう。ミョンホも来るだろ?」

「練習しようと思ったのになぁ。」

「ミョンホの行きたい所で良いよ。」

「え、ホシヒョンの奢り?やった。」


そんなやり取りを聞きつつ思う。

何か起きると確信があるんだ。


「待っててね、セギちゃん。」

十人十色(HS)→←花を(JS)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (393 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
659人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , 日常 , 恋@眼鏡
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 最高でした… (2月29日 6時) (レス) @page50 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
恋@眼鏡(プロフ) - jsmn579733371さん» ありがとうございます〜!顔が好みすぎてお亮さん拝借しました笑 (2020年4月12日 0時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
jsmn579733371(プロフ) - 主演俳優枠が吉沢亮なのがツボすぎて! (2020年2月20日 2時) (レス) id: bc3a6c1f44 (このIDを非表示/違反報告)
恋@眼鏡(プロフ) - かとれあさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しい限りでございます泣 これからも頑張りますね! (2020年2月18日 21時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
かとれあ(プロフ) - やさぐれ姉さん大好きです(*´˘`*) (2020年1月27日 5時) (レス) id: 3fa9c6cc95 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui  
作成日時:2019年9月22日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。