花を(JS) ページ4
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やっと就寝準備をしたジョンハンを見届け部屋の扉をそっと締める。
フゥ、とため息を一つ吐けば角から顔を覗かせる一人の弟が。
「…ハニヒョンは、寝た?」
「ソクミナが心配してたよって言ったら、寝たよ。」
そっか良かった。
そう言って本当に安心した顔を浮かべたのは、僕にジョンハンを寝かし付けるよう頼んできたソクミンだった。
いつもだったら、僕は寝てる時間帯だけれど、ふと目が覚めて寝付けずにいた。
温かいものを何か軽く飲もうと思ってリビングに立ち寄ったら不機嫌そうなソクミンがソファに座り込んでいた。
普段は人の影などこの時間に見ることが無い為、驚きのあまり少し大きな声を出してしまい
それに驚いたソクミナはそれ以上の声をリビングに響かせてた。
そっと何をしていたか聞くと、ソクミンも寝付けなかったらしくリビングに向かう途中ジョンハンの部屋を通ったらしい。
心配したソクミナがハニに声をかけた所、少しだけ口論になったらしく、ソファに座り込んでいたとの事。
「シュアヒョンに言われて寝るのに、僕に言われて寝ないのは何でだろう…。」
「弟の前ではカッコよく居たかったんじゃない?」
「でも、倒れたら元も子もないのに…。」
ハニの気持ちも分からなくはない。
弟の前では格好良い姿で居たいし、頼られたいのもわかる。
ただ、それ以上にきっとハニは
「…特別、なんだよ。」
「何がですか?」
「今回の日本デビューが、ハニの中ではきっと。」
そう微笑むとよく分からないと言った顔をうかべるソクミン。
少し考えた後ハッとした顔を浮かべたから、きっとそうだよ。と笑う。
「……もし仮に、本当にそうだとしてもやっぱり最近のハニヒョンは危ないよ。」
「確かにね。只でさえ忙しいのに僕ら以上に寝てないから。」
本当に寝てなかった。
この時間帯にコンビニ向かってたあの頃の方が健康的だと言えるくらいには、最近のジョンハンは寝ていなかった。
そんなの体力が持つ訳が無いし、疲れも取れるわけが無い。
ここ最近のジョンハナは本当に見ていられなかった。
それこそドギョマの様に沢山の弟たちが心配するくらいには。
「さ、僕らも寝よう。ハニにお前らも寝てないだろって怒られるよ。」
「それは…ちょっとだけ面倒臭いね。」
渋い顔をしたソクミナに寝ようと促した。
そして僕も例の人を頭に思い浮かべる。
お見舞いの品で渡した花の意味を、彼女は理解しているのだろうか?
セギさん。
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ぴ(プロフ) - 最高でした… (2月29日 6時) (レス) @page50 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
恋@眼鏡(プロフ) - jsmn579733371さん» ありがとうございます〜!顔が好みすぎてお亮さん拝借しました笑 (2020年4月12日 0時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
jsmn579733371(プロフ) - 主演俳優枠が吉沢亮なのがツボすぎて! (2020年2月20日 2時) (レス) id: bc3a6c1f44 (このIDを非表示/違反報告)
恋@眼鏡(プロフ) - かとれあさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しい限りでございます泣 これからも頑張りますね! (2020年2月18日 21時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
かとれあ(プロフ) - やさぐれ姉さん大好きです(*´˘`*) (2020年1月27日 5時) (レス) id: 3fa9c6cc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui
作成日時:2019年9月22日 8時