やさぐれ姉さん。3【SVT】 (ページ1)

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瀬木 A ～segi～
年齢：93line
性別：女
身長：160cm
髪：黒
髪型：仕事によって様々だが基本は肩より下の髪の毛を下ろしており、前髪はセンターで分けて流していた。

生まれも育ちも日本。
韓国には、とある理由で12年くらい住んでいた。
超がつくほどのビンボーでその日暮らしなんてザラ。

家は風呂ありトイレ共用1K、築55年の格安なボロ賃貸アパート。
見切り品や店長の優しさ(同情)から貰うコンビニ弁当等が月で一番の贅沢だと言えるレベル。

喫煙者で、かなりのヘビースモーカー。
顔色は悪く常にクマが消えないので窶れている印象だった。
目は死んだ魚の様な目をしており生気がない。

顔立ちは良く、スタイルも悪い訳では無い。
むしろ小綺麗にしたらかなり映えるほう。

口調は悪く、言葉遣いも良いとは言えない。

少しひねくれ者だが、性格の根本は優しい。

携帯も格安SIM携帯でテレビも無いので情報には疎い。と言うより生きるので精一杯なのでそんなことに割いている時間が無い。

コンビニの深夜営業のバイトから日雇いのバイトまでお金が貰えるなら様々な所に出没していた。

～前回のざっとした復習とJHside～

「もうどのくらい経つかな…。」

消えてしまった連絡先画面を見ながらぽつりと呟いた俺の言葉は虚しく空気に溶ける。

開かれた緑のアプリに表示されたトーク画面の相手は、もう居ない。

無機質に記された＂segiが退出しました＂の文字を眺めてはため息を着いて、弟たちに心配をかけてしまうのだ。

ボノニのカトクも消えてしまったらしいし、連絡の手段なんてもう何も無い。

あの日、決心したようなセギの声は今でも耳に微かに残って響く。

＂私は＿＿＿やっぱり演技がしたい。＂

あの日それだけ残して、退院し俺らの前から何事も無かったかのように姿を消したセギ。

近所のコンビニに行っても、もう、あのやる気の無いような窶れた顔も

女の人にしてはハスキーな声の挨拶も

不器用な優しさに触れることも出来ないのだと実感させられる。

なぁセギ。

お前は今、どこで何をしているんだ？

飯は食べてるのか？

また不摂生な生活をしているのか？

そしてまた、深夜のコンビニバイトに勤しんだり日給バイトでギリギリの生活を送りながら

あのボロっちい愛車を乗り回してんのか？

そもそも生きてんのかよ、あのヤニカス。

そんな嫌味すら浮かんで来ても、返してくれる相手も苦笑いで煙を遠ざけてくれるアイツもいない。

なぁ、セギ。

今幸せか？