【黒バス】こんなはずじゃなかった【ハイキュー】

よんじゅういちわ。 ページ42

「あっれー？女の子じゃーん。」

「何々ー、誰の知り合いー？」


どこから来たのかわかんないけど、下品な野郎共が近付いて来る。

来んな！寄るな！やめろ！


「折角だし、俺らと遊んでかね？
君は勝ったほうのチームについて来てくれれば良いから。」

「そうそう！
丁度今この男の子達と試合すんだよねー！」

「いや、あのやめ」

「うっし、景品増えたな。
よし、やろーぜ。」


話聞けよ！！

腕をグイグイと高校生達に引っ張られる私。

おい、黄瀬、お前呼び止めたんなら助けろや。おい。

どこか見た事の有るような、無いような水色の人がこっちを見て目を見開いたような気がした。

あー、やっぱついてないのかも。

気が付けば始まってる試合。

柄の悪い高校生がする試合に平等も不平等もあったもんじゃない。

しかも相手は中学生じゃない？

するとさっき見た水色の髪をした人が急に割り込んできて試合をストップ。

私的にはほとんど試合の内容なんて見てないけど。

だって、見たく無いから。

すると黄瀬と赤い奴と水色の人に中学生チームがメンバーチェンジ。

5vs3…？無謀じゃね？

とか思った数分前の自分をぶん殴りたい。

あっという間に試合にそいつらは、勝った。

バスケをする姿をみて、一瞬、彼の姿が脳裏に浮かんだ。

先に帰ろう。

そう思って早めに出てきた筈なのに黄瀬に追いつかれる。

腕を掴まれた。ウケる。


「あ、あの…。」

「……………何。」


遠慮がちに、黄瀬に話し掛けられる。

めっちゃ気まずそうな顔をした彼。

今更、何を思ってるの？

今更、何を感じてるの？

私にはあんたらを、拒んで良い理由が、しっかりと、あるんだよ。

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