【黒バス】こんなはずじゃなかった【ハイキュー】

にじゅうきゅうわ。 ページ30

二回目も終了し、口を離される。

私の目は多分虚ろ。

大嫌いで大嫌いで堪らない奴にキスされちゃあ……ねぇ?

そりゃ死にたくなるよね。


「話す気にはなったか?」

「っー!!だか、ら…!!話すこっ…とは無いっ…てばっ!!」

「まだ、それを言うのか。」

「何してんの!?」


そんな声が聞こえてきた。

いつだかの髪がなびいてる先輩と、月島君と修兄。

その時は正直嬉しかった。

だけど、もう少し早く来て欲しかったなんて欲も出てきてしまう。

そのあとは月島君が上着を着せてくれたり、修兄が怒ったりとか。

え?意外と大丈夫そうだな?

な訳。

ファーストキスを取られた上に濃厚な方だぜ?吐き気が止まらない。

でもそんじょそこらの女子よりかは多分、平気。

なんでかって?

私を誰だと思ってんの?虹村 Aだよ?

矛盾している?敢えてだから。

今はこの髪超なびいてる先輩におぶられている。

足を掴むからね。血だらけの足を。

だけどもだっけっど?(古い)


「っつー!?おい、茶髪!!そこ傷口だよ!!触んな痛ぇ」

「助けたのに理不尽!!」


傷口に触れちゃうんですよねこれが。

くそ痛い。辛いよ。

我に返るとこの茶髪の人先輩何だよね。

しかもジャージ白じゃん?私の血で汚れちゃうじゃん?クリーニング代払える余裕無いからね?


「あの……ジャージ…白なんで私の血で汚れちゃうんですけど…大丈夫ですか?」

「君の体の方が心配だしね。大丈夫だよ。」


セリフがイケメンだなクソ!!

そして一番近かった私の家に到着。

あー痛かった。

足と腕、肩はほとんど絆創膏と包帯で埋まってる。

私はミイラか何かですかコノヤロー。


「あのさ…私、これで学校行くの?」

「仕方ねぇだろ?入学早々休む訳にはいかねぇしよ。」

「授業サボって修兄と電話する私だもんね。
これ以上問題児扱いされたら困るよねうん。」

「は？授業サボったなんて聞いてねぇけど?」

「ごめんなさい、原因はこの金髪のっぽ眼鏡です。」

「何で僕の事を指差すのサ。君が自分から教室出てったんデショ。」

「つか修兄があの時間に電話かけたからだろ!?それに勝手について来たのは月島君だろ!!私の所為にすんな!」

「はいはい、その話は後にして取り敢えずAちゃん動かないで?
包帯巻けないし、傷口開くから暴れようとしない。」

「るせぇ、茶髪。
私は今すぐにこの金髪のっぽ眼鏡とあひる口を殴らないと気が済まない。」

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